30:名無しNIPPER[saga]
2017/01/09(月) 20:10:33.15 ID:FmEABDeH0
07
電話連絡を入れてから執務室に戻ると、北上がきつい顔をしていた。
彼女は僕を見るなり、呆れと怒りの混じった調子で言った。
「面倒なことをしたねー、バカ提督」
「……」
返事を即座にはかえせなかった。
だが僕は、言葉を選んで言い返す。
「人道から間違いはしていない」
「だろうね。アメ公の空母を拾うのは間違いじゃない、ホント、ホント、はぁ…」
北上はそう言うと、自分の灰皿からしけもくを手にする。
そのまま彼女は火を付ける。
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