モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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57: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:50:45.64 ID:glNSs2qCo

「数が足りないのなら、力を上げればいい。

力を上げて足りないなら、その数を増やせばいい。

以下略 AAS



58: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:51:32.63 ID:glNSs2qCo

「繰り返す時間なんて、与えん」

 空中に固定されているアナスタシアにかかる一つの影。
 空気はまだ固定されているため、視線だけを上向ける。
以下略 AAS



59: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:52:39.45 ID:glNSs2qCo

 しかし、見下ろす隊長にとって予想外の方向から声が聞こえる。
 それと同時に足場にしていた結晶が消失し、今度は隊長が自由落下を始める。

「チッ……どういう、ことだ?」
以下略 AAS



60: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:54:09.53 ID:glNSs2qCo

「アー……あり、ました。

あった。ある……あれなら、やれる」

以下略 AAS



61: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:55:52.77 ID:glNSs2qCo

 世界のあらゆる循環には素霊が関わっている。
 風はさることながら、気温、天候、果てには世界に満ちる魔力の流れにまで素霊の動きは影響する。

 今、この周囲数キロにわたる素霊がこの場に集約され、結晶として蘇生されようとしている。
以下略 AAS



62: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:56:48.43 ID:glNSs2qCo

 収束した結晶は、その姿を完成させる。
 氷山は逆さにそびえ立ち、空を台座にして鎮座する。

 アナスタシアがこの場において目についた、最も巨大で、最も破壊力を出すことのできる物体。
以下略 AAS



63: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:58:13.63 ID:glNSs2qCo

 隊長は右手を伸ばし、視界の内で手のひらと結晶山を同期させる。
 彼が、最も得意とする技でもあり、希望ごと万物を握りつぶしてきた非情の掌。
 それを握りしめるだけで、規格外の超能力は山脈一つであろうと握りつぶして見せる。

以下略 AAS



64: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 19:59:19.94 ID:glNSs2qCo



 はずだった。

以下略 AAS



65: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:00:22.54 ID:glNSs2qCo

 一際大きい杭打ちの音。
 それと同時に制止していた結晶山の裏から貫くように樹海の木が露出する。
 結晶山に大量に埋め込まれた樹木は、構造上の弱所を的確に貫いていた。

以下略 AAS



66: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:01:06.18 ID:glNSs2qCo




「生憎最果ては……占有済みだ。
以下略 AAS



67: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:02:18.52 ID:glNSs2qCo

「да(ええ)……。ワタシは、ワタシの願いで先に進む」

 結果として、アナスタシアの力は隊長には及ばなかった。
 それでも、この場に伏したのは隊長で、立っているのは彼女である。
以下略 AAS



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