モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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306: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:18:49.50 ID:nZ3oq+wSo

 APは距離を取ったことによってその影の全容を知る。
 2メートル近くあろうその『甲冑』は独特の意匠の物であり、創作上の騎士を思わせる風貌である。
 その手には『刃』のない西洋剣が握られており、刃などなくともその重さのみで人を圧殺できるだけの重圧がある。

以下略 AAS



307: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:19:17.58 ID:nZ3oq+wSo

 APの舌打ちの理由、それはことごとく予想が裏目に出て、なおかつ最悪の方面へと舵を切っていることである。
 そもそもAPの第一目的は結界の排除、およびその術者の排除である。
 結界などの力はそもそもが空間に作用するものであり、規模に比例して力を消耗する。
 当然維持するための集中力も相当なものになり、その間無防備になる結界能力者を護衛する者もいるだろうと踏んでいた。
以下略 AAS



308: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:19:53.42 ID:nZ3oq+wSo

「……だが、こんな、ことに」

――こんなことにかまけている暇などない

以下略 AAS



309: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:20:36.57 ID:nZ3oq+wSo

 怯えているように見えるが、結局のところ外敵であるAPに怯えているのでなく、『外』そのものに怯えているのだろう。
 なるほどこれは究極の引きこもりだ。自分を甘やかすためだけに作られた、永世不滅の城。

「……とっとと、片づけましょう」
以下略 AAS



310: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:21:05.01 ID:nZ3oq+wSo


***


以下略 AAS



311: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:21:37.22 ID:nZ3oq+wSo

 イルミナティ騎士兵団内の境遇に不満を漏らすカーリーだが、特に顔色に不平はなさそうな顔である。
 そもそもカーリーは味方でさえも食いつぶしかねない魔性の悪鬼だ。
 下手に組ませて任務に出せば、組まされた人間は良くて廃人、ほとんどの確立で物言わぬ無残な死体で帰ってくることが目に見える。
 そういった意味でイルミナPにしてもエイビスにしても、カーリーという爆発物のような存在の扱いには細心の注意を払っていたからである。
以下略 AAS



312: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:22:35.52 ID:nZ3oq+wSo

「できることなら、やはり凝っていきたいよねぇ。

ネクロスはこのまま一階ずつ上がりながら、その階層にいる人間を全部始末していきながら来て。

以下略 AAS



313: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:23:10.73 ID:nZ3oq+wSo

「効率的なのは古来より挟み撃ちが常套。

それに、ネクロスは命令されれば止まらない機械と同じだから情に訴えても絶対に止まらない。他のヒーローを追い立てるのには実に打って付けよね」

以下略 AAS



314: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:23:41.98 ID:nZ3oq+wSo


***


以下略 AAS



315: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:24:24.78 ID:nZ3oq+wSo

『僕は――』

『私は――』

以下略 AAS



316: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:25:05.33 ID:nZ3oq+wSo



「これも一応素体は人間だ。であるならば『原罪』は必ずある。

以下略 AAS



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