モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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283: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:03:02.31 ID:nZ3oq+wSo

 歓談は終わり。LPは情報デバイスでの調べるものは見つかったようだった。
 LPはその画面を静かに夏樹に示す。

「ん……?なんだよこれ!?『カースの大量発生』、『アイドルヒーローのライブにカース乱入』、『高速道路の同時多発事故』だって!?
以下略 AAS



284: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:03:38.96 ID:nZ3oq+wSo

「……あれ?どういうことだ?

『あそこ』に、ワープホールを作れない?」

以下略 AAS



285: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:04:19.79 ID:nZ3oq+wSo

「どちらかといえば結界、に近いな。防ぐものというより閉じ込めたり立ち入らせないものだ。

しかも、空間を繋げる『穴』が作れないということは、そもそも空間としてあそこは隔絶されているとも考えられる。

以下略 AAS



286: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:04:53.31 ID:nZ3oq+wSo

「たしかに、これまでにも同盟に喧嘩を売ったような組織はいくらでもある。

だが大概の連中は『同盟』を侮って、自らの実力を過信したものばかりだ。

以下略 AAS



287: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:05:31.46 ID:nZ3oq+wSo

「だけど、今あの中にまだ取り残されている人がいるんだろ?

だったらまずは助けに行くだけだ!それがアタシらネバーディスペアだろう?」

以下略 AAS



288: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:06:03.03 ID:nZ3oq+wSo

 LPの体は反射的に動いていた。
 夏樹の視界は浮遊するアイユニットによって制御されており、常に俯瞰的な視界が可能である。
 だから今の状況は、なるべく戦況を多角的に見るためにユニットを散開させていたのだ。
 故に主観的な視界は弱く、自身に対する攻撃への反応は遅れてしまう欠点があった。
以下略 AAS



289: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:06:40.91 ID:nZ3oq+wSo

 その気味の悪さに思わず夏樹は反応が遅れてしまった。
 黒い腕に大量に開いた『瞳』はぎょろぎょろと周囲を観察するようにせわしなく動き出す。
 しかもその瞳は単一の瞳ではない。魚類、鳥類、哺乳類、霊長類、あらゆる瞳がその腕には付いていて、統一性はない。
 そしてその瞳たちは、目的の『対象』を発見したのか一斉に制止する。
以下略 AAS



290: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:07:20.00 ID:nZ3oq+wSo

『イラナイイラナイ……オネエチャンハ、イラナイ。

アツイシ、イタイシ……オネエチャンハ、タベラレナイネ』

以下略 AAS



291: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:07:52.33 ID:nZ3oq+wSo

 それは『彼女』が一番に初めに気づき、ゆえに動揺したために出遅れたことの理由であった。
 彼女以外は気づかなかったし、誰から見ても少し特殊な『カース』なだけだと判断してしまう。

 だが浄化によって外装がはがされ、『中身』が露出すれば話は別だ。
以下略 AAS



292: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:08:36.14 ID:nZ3oq+wSo

 そしてその巨腕を大きく振りかぶり、先ほど自らが叩き付けられた大理石の壁に向かって投げつける。
 その一撃だけできらりの意識は刈り取られ、今度は逆に粉塵の中に沈んだ。

『タベタイダケナノ……オナカ、スイタノオオオオオオオオオ!!!』
以下略 AAS



293: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:09:15.22 ID:nZ3oq+wSo

(あたしは、ここにいる。

だけど、あの声は、あの姿は、あたしのものだって直感で思った。

以下略 AAS



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