モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:03:38.96 ID:nZ3oq+wSo
「……あれ?どういうことだ?
『あそこ』に、ワープホールを作れない?」
「私が抱いた違和感は、人数だよ」
この同盟本部周辺は今ほとんど無人である。
迅速な避難の賜物か、どこかのヒーローが真っ先にやられたから皆我先にと逃げ出したのかは知れないが、相応の目的を持っているもの以外はこの場にはいない。
野次馬もほとんどいないため、アイドルヒーロー同盟の周辺にしては驚くほどに人が少ないだろう。
だが、つい先ほどまではロビーの中も人がごった返していたし、今夏樹たちが立っている道にしても多くの人が行き交っていた。
大量の人間がいたことと、そしていなくなったことはわかるのだ。
「そう、過密から過疎へ。人口密度の移り変わりというだけならば凄まじいものだよ。
だからこそ、おかしい。この短時間にこんなにもスムーズに避難が済むのか?
……それは否だよ。夏樹、あの窓に光線も頼む」
夏樹は、もう何となく察していた。
いわれた通りにアイユニットの先からビームを5階の窓に照射する。普通ならば多少の硬化ガラスでさえ貫通する代物だ。
先ほど『カース』の大腕を切り裂いたように、ビルの窓ガラスなど造作もないだろう。
だが響くのはガラスが溶ける音でも、ビームを反射する音でもない。
音は響かず、まるで水面に石を投げ込むように『その壁』は波打ち、ビームを打ち消す。
そこには変わらず同盟本部のビルがそびえたっており、凄惨な状況は1階のロビーと2,3階の窓が多少割れている程度。
逆に『それ以上の階層は不自然に無傷なのだ』。
「これは……バリア?」
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