モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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283: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:03:02.31 ID:nZ3oq+wSo

 歓談は終わり。LPは情報デバイスでの調べるものは見つかったようだった。
 LPはその画面を静かに夏樹に示す。

「ん……?なんだよこれ!?『カースの大量発生』、『アイドルヒーローのライブにカース乱入』、『高速道路の同時多発事故』だって!?

何件も、まだまだあるぞ……。しかもこれ」

 夏樹はLPに示された画面をスライドしていくたびに新たな事件が羅列されていき、しかもそれは現在進行形で更新されている。
 そして気になる点は大量の事件が起こっていることだけではない。

「そう、ほぼ同時刻。この騒ぎと同じころに発生している。

ここで起きた『カース』の襲撃と同時刻だ。しかも発生地点も的確に、近くに同盟のヒーローがいる」

「まさかこれって……全部この事件ヒーローの足止めか?」

「さすが察しがいいな夏樹君。おそらくな。

偶然にしては出来すぎているし、あの『カース』もただのカースだとは思えん。

何かしらの思惑を感じる。それと夏樹、私は一つ違和感を感じたんだ」

 そしてLPは情報デバイスを懐にしまい、同盟本部のほうへと指をさす。

「できればなるべく上階……そうだな、同盟本部の5階くらいのところに『穴』を作ってみてくれ」

「?……ああ、わかった」

 夏樹はいつものように、視線の先。5階に見える窓の中にワープホールを形成しようとする。
 ただ作れと言われただけだから穴の規模は大きくしていないし、視線の届く範囲なので負担もかからない。
 視線の先の5階の中に続くワープホールが形成しようとする。



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