モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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287: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:05:31.46 ID:nZ3oq+wSo

「だけど、今あの中にまだ取り残されている人がいるんだろ?

だったらまずは助けに行くだけだ!それがアタシらネバーディスペアだろう?」

 夏樹にとっては敵の目的なんてどうでもよかった。
 確かに敵はいつもの突発的な事件やカースのような単純なものではないかもしれない。

「敵を知ることは大事だよ。だけどLPさんの言う通りなら上の階にも敵はいて、そして取り残されている人がいるんだろ?

だったらここで想像で駄弁ってるより、すぐに向かおうぜLPさん」

「待て夏樹!そもそもここは同盟本部だ、我々が……」

 LPとしても残された人々の救出には反対ではない。
 だがここはアイドルヒーロー同盟本部ビルであり、本来その一員ではない『ネバーディスペア』が動くこと自体あまりいいことではない。
 それに上の階層の結界もどうするのかの目途も立っていない。空間遮断レベルの結界など正直手に余るのは目に見えている。
 それらを含めて、一度全員で話し合いをすべきだとLPは考えていた。
 ここから先は、行き当たりばったり考えなしで進めるほど甘くはないと。

 だが、そう考えていたことこそ驕りであった。

「――!?

危ない、夏樹!」



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