不思議な女の子と、クリスマスイブを一緒に過ごした話。
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12
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/25(水) 23:59:09.73 ID:zGU0K/8Z0
「あんた、自分の家族を殺したんでしょ?」
「……ん、まあね」
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/25(水) 23:59:45.12 ID:zGU0K/8Z0
「カオナシ」と彼女は言った。
「はい?」
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:01:01.01 ID:rKG8UjHE0
「べつに誰に何て呼ばれてもいいけど。なんか、悔しいよね」
「悔しいって?」わたしはそのまま訊き返した。
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:01:27.71 ID:rKG8UjHE0
「ねえ。冬休みは何するの?」
彼女は垂れ下がったきれいな髪を耳にかける。
「さあ。寝て起きて、たぶんそれだけ」
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:01:56.94 ID:rKG8UjHE0
だけど、そんなことに怒る素振りもなく、
なぜだかうれしそうな顔をした彼女は、
しばらくして、くふふと笑いはじめた。
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:03:24.47 ID:rKG8UjHE0
それからしばらく他愛ない会話をしているうちに、
いつの間にか、書類の山はすべて片付いていた。
「さて。雑用も終わったことだし、先生に渡してこようか」
以下略
AAS
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:04:03.71 ID:rKG8UjHE0
わたし達はそのまま教室を出て、職員室に足を運んだ。
プリントを提出した後は、下駄箱で「おわかれ」の挨拶をした。
「それじゃ、また明日」
以下略
AAS
19
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/26(木) 00:05:34.69 ID:rKG8UjHE0
一旦ここまで。もうすこしつづきます・・・
20
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/28(土) 09:41:56.48 ID:tn6qKCSu0
次の日から、彼女は教室で、わたしに話しかけるようになった。
「ちひろ。次の移動教室、いっしょにいこうよ」
以下略
AAS
21
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/28(土) 09:58:25.84 ID:tn6qKCSu0
「ねえ。わたしたちって友達に見えるのかな」
「なにそれ?」
彼女は廊下でちいさく伸びをしている。
以下略
AAS
22
:
名無しNIPPER
[saga]
2024/09/28(土) 09:59:01.90 ID:tn6qKCSu0
その日、わたし達に話しかけてくる者は
ひとりもいなかった。
こんなにも静かな平日は、とても久しぶりに思えた。
以下略
AAS
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