3:名無しNIPPER[sage]
2022/12/16(金) 02:47:04.39 ID:eLOLjL7n0
尤も……私たちの目的は登頂ではないので、北側に近付くことはないんだけど……。
しずく「そろそろ、クマシュンの生息域に入ったと思うし……山登り自体はここまでかな」
4:名無しNIPPER[sage]
2022/12/16(金) 02:49:18.02 ID:eLOLjL7n0
しずく「“サイコショック”!」
「サナーーー」
5: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 02:51:31.82 ID:eLOLjL7n0
冷たい吐息で、サーナイトの体が急激に霜に包まれ、パキパキと凍り始める。
それによって、集中が切れてしまったのか、
6: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 02:52:41.05 ID:eLOLjL7n0
ツンベアーを一瞬怯ませる。その隙に、私はクマシュンの方へと駆け出す。
ここまで来て、逃げられましたなんて終わり方は、私もさすがに嫌です……!
7: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 02:55:16.29 ID:eLOLjL7n0
クマシュンは完全に押し寄せる雪崩にビビッてしまい、動けなくなっていた。
しずく「い、いけない……!?」
8: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 02:57:50.30 ID:eLOLjL7n0
ウォーグルと一緒に、再び飛翔する。
──大体の事情は、通話で歩夢がどうにかこうにか、パニックを起こしているかすみちゃんから聞き出してくれた。
9: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 03:02:22.71 ID:eLOLjL7n0
──
────
──────
10: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 03:03:08.17 ID:eLOLjL7n0
ツンベアーが苦悶の声をあげる。
恐らく、脚の骨が折れている……。しかもこの高さ……折れているのは脚だけじゃないかもしれない。だから、ここから動けないんだ……。
11: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 03:04:58.75 ID:eLOLjL7n0
身体が……重い……。
気付けば吐く息は真っ白で──私の肩に、膝に、腕に、霜が降りている。
12: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 03:22:21.00 ID:eLOLjL7n0
自分の足に目を向け、驚愕する。
私の足に氷で出来たような鎖が巻き付き──氷漬けにしているではないか。
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