710: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:04:02.40 ID:ogLreJcM0
不思議な言い回しだったことに気付く。
凛「実はね、天文所が出来るよりずーーーっと前。凛が生まれるよりもずっとずっと昔から、流星山にはちょっとした伝説が残ってるんだ」
711: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:04:42.22 ID:ogLreJcM0
話はすっかり、龍神様の話題になってしまったけど、
歩夢「やっぱり、あれは……ピィだったのかな……」
712: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:05:27.71 ID:ogLreJcM0
ピィの姿はないし、鳴き声のようなものも聞こえない。聞こえるのは、私の言葉に相槌を打ってくれるサスケの鳴き声くらい。
歩夢「やっぱり……見間違いだったのかな」
713: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:06:20.28 ID:ogLreJcM0
歩夢「ごめんね、びっくりさせちゃったみたいで……」
「ピィ」
714: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:07:08.41 ID:ogLreJcM0
私の手から離れて、またぴょこぴょこと岩山を奥へと跳ねていく。
少し名残惜しかったけど……なんだか、捕まえるという感じではないし、そっとしておいた方がいい気がした。
715: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:07:48.09 ID:ogLreJcM0
サスケが咄嗟に、私の腕に尻尾を巻き付けて、
「シャボッ!!!!!」
716: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:08:31.76 ID:ogLreJcM0
ぼんやりと目を覚ますと──
「シャボッ!!!」「ピピィ!!」
717: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:09:08.41 ID:ogLreJcM0
歩夢「朧月の……洞……?」
女の子「ええ。それと、ピィを助けてくださったようで、ありがとうございます」
718: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:09:47.21 ID:ogLreJcM0
要領を得ないことには変わりないけど……私の頭の中で一つ、結びついたことがあった。
歩夢「龍神様の……遣い……」
719: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:10:33.89 ID:ogLreJcM0
栞子「歩夢さんですね。覚えておきます。……それで、どうしてここにいるか、ですが……」
歩夢「うん」
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