侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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718: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:09:47.21 ID:ogLreJcM0

要領を得ないことには変わりないけど……私の頭の中で一つ、結びついたことがあった。


歩夢「龍神様の……遣い……」

栞子「そうですね、外でピィがそのように呼ばれることがあるのは把握しています」


私の言葉に、栞子ちゃんは首を縦に振る。

つまり、ここは……。


歩夢「龍神様のいるところ……ってこと……?」

栞子「はい、そうですね」

歩夢「あの話……本当、だったんだ……」


まさか、ピィが本当に龍神様の遣いだったなんて……。


栞子「ですが、本来は外の人間がここに来ることはありません」

歩夢「え? じゃあ、どうして私は……」

栞子「貴方が、落ちそうになったピィを、身を挺して助けてくれたからです」

歩夢「身を挺してって……あのときはただ夢中だっただけで……」

栞子「その姿勢が、龍神様のお気に召したのでしょう。仮に遣いの案内があっても、心の穢れた人間は入ることすら出来ない場所ですから」

歩夢「…………」


恐らく、龍神様の聖域……みたいな場所なんだと理解する。

落ちそうなピィを助けた結果、私も一緒に落ちちゃったけど……落ちている最中に、ピィがこの空間に私を飛ばして、助けてくれたということらしかった。

それはわかった……けど、


歩夢「あの……」

栞子「なんでしょうか?」

歩夢「あなた……栞子ちゃんは、どうしてここにいるの?」


この子がここにいる理由がよくわからなかった。そもそもこの子は誰なんだろう……?


栞子「いきなりちゃん付けですか……」

歩夢「あ、ご、ごめんなさい……! 馴れ馴れしかったかな……?」

栞子「いえ……あまり、そのように呼ばれたことがなかったので驚いただけです。呼び方は貴方のご自由に」

歩夢「あ……私は歩夢って言います!」


そういえば、まだ名乗っていなかった。



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