【マギレコ】 最後の世代の魔法少女たち
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68: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 20:08:12.58 ID:EEyFH7CuO
「アシュリー・テイラー…思い出したよ。彼女は、僕と同じ学校に通ってる転校生だ。
 といっても、僕は彼女と殆ど交流がないんだよね。以前、ホラースポットがどうとか
 聞かれたことがあって、会話したのはそれくらいだったような……」
「実は、私も名前を知ってるくらいなんだ。だから、どう接したらいいか分からなくて。
 もしもの時は、アシュリーさんに会わせてもらうことはできるかな?」
以下略 AAS



69: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 20:17:38.30 ID:EEyFH7CuO
必要となる要素は、桜子の提案と合わせて灯花が、W−3に手を加えた案にリストアップを済ませていた。
魔翌力を収集する方法と溜め込む方法は、ねむの提案を素案とした。
また、鏡の魔女結界の記憶読み取りと、それによるアリナの完全な雲隠への懸念から、W−3の存在は
リーダーおよび、代理人レベルに留めている旨を説明した。

以下略 AAS



70: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 20:26:19.00 ID:EEyFH7CuO
「そういうことなんだね。今日の話は持ち帰って相談するけど、静香ちゃん、すなおちゃんには、
 どうしても話をする必要があるよ。ミラーズ対策は分かるんだけど、それでもいい?」
「それは仕方ないと思う。ただ、話をする際にミラーズ対策のことも伝えてもらっていい?」
「分かったよ」
「環さん」
以下略 AAS



71: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 20:36:38.20 ID:EEyFH7CuO
「海外の魔女殲滅までの過程は、これならなんとかなりそうねぇ」
「W−2は神浜の巫だけでチームが固められてるね」
「自分たちが言い出しっぺだから、なるべく自分たちの陣営だけでと思ったんだ。」
 懸念があるとすれば、現地の土地勘かな」
「地の利は常に、その土地と馴染み深い側にある。土地勘は、現地の魔法少女頼みねぇ」
以下略 AAS



72: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 20:43:04.27 ID:EEyFH7CuO
コールドスリープマシンの開発は、織莉子との最初の会合時点で、既に視野に入っていたが、
準備は進めても実行は保留としていた。実現性はあったが、倫理とコスト上の問題がある。
W−3は準備だけで終わることが望ましいとして、会合は丸一日を使って行うこととなる。
思い付き程度でも構わず案を出し合い、出席者たちは議論を交わす。
だが、有用な案が出ないまま時間だけが過ぎていく。
以下略 AAS



73: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 20:45:56.65 ID:EEyFH7CuO
なお、前回の会合から今日までの間、織莉子は鏡の魔女結界を調査していた。
W計画を知らない知人に、鏡の魔女結界の調査を依頼していたという。
魔法少女のコピーを捕縛し脅迫、部屋同士を隔てる壁を破壊、結界の深い階層への侵入。
何れもアリナ発見には至らなかったが、それまで予想でしかなかったアリナと鏡の魔女の
結託が、コピーから得られた情報により、事実であることが判明した。
以下略 AAS



74: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 20:50:51.51 ID:EEyFH7CuO
「キュウべぇ。古今東西、魔法少女はエネルギー回収ノルマ達成のために利用されてきた。
 願いを対価に魔法少女になったとはいえ、一応はあなたたちに協力してきた身でもある。
 全面的に協力をしろとまでは言わないけど、残された魔法少女と人類に、少しくらいは
 忖度があってもいいでしょう?」
「美国織莉子。忖度とは政治家の娘らしい言葉を使うね。そんなことを言うのなら、
以下略 AAS



75: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 20:59:58.72 ID:EEyFH7CuO
「未来を襲う脅威の正体は、アリナ・グレイだと確信している。だけど、私の予知はぶれがある。
 私自身、正直なことを言えば自信がない。それでも何もしないままでは、人類に未来はないわ。
 せめて、脅威の正体を正確に知りたい」
「それなら、全面的な協力とまではいかないけど、せめてもの協力として、キミの予知能力を安定させよう。
 魔翌力消費も今よりは抑えられるようにもしておく。反映には時間を要してしまうけどね」
以下略 AAS



76: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 21:02:22.64 ID:EEyFH7CuO
「W−3の実行、決定しちゃったね……」
「僕も、薄々そうなる気はしていたんだ。だから、今朝も言った通り、準備も少しずつしていた。
 要員の選定だって、既に済ませてあるよ。あとは、誰を未来に来るか発表するだけだ」
「ミラーズとアリナがグルになってることを考えたときから、こうするしかないだろうって思ってたんだよね……」
「まさか、本当にアリナさんとミラーズが繋がってたなんて……。みんなで考えることなのに、
以下略 AAS



77: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 21:10:34.65 ID:EEyFH7CuO
「今配ったファイルは、W−1、W−2の草案。これは次回の会合で原案まで
 漕ぎつければと思っている。浄化システムは、広げる目途が立つまで時間が、
 まだがかかりそうなんだ。各自、あとで目を通してほしい」
「W−3のことだけど、コールドスリープする人数は三人、全員がユニオンメンバーだよ」
「どのような基準で選定を進めていたか、そこから説明させてもらうよ」
以下略 AAS



78: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 21:12:16.88 ID:EEyFH7CuO




その場の全員が沈黙した。
以下略 AAS



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