【マギレコ】 最後の世代の魔法少女たち
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77: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 21:10:34.65 ID:EEyFH7CuO
「今配ったファイルは、W−1、W−2の草案。これは次回の会合で原案まで
 漕ぎつければと思っている。浄化システムは、広げる目途が立つまで時間が、
 まだがかかりそうなんだ。各自、あとで目を通してほしい」
「W−3のことだけど、コールドスリープする人数は三人、全員がユニオンメンバーだよ」
「どのような基準で選定を進めていたか、そこから説明させてもらうよ」

ねむは先ほどまで操作していたノートPCを、プロジェクターと繋ぐ。
スクリーンに画面を投影すると、データーベースを見せ、内容を説明する。
このデータベースには、マギウスの翼発足当時から今日に至るまでに収集した、
ユニオンと面識がある魔法少女の情報が登録されている。かごめの取材記録も
登録されおり、二人は以前から、このデータベースに登録された魔法少女全員を、
未来に送る要員を吟味・評価の対象としていたことを説明。

「全く面識がない魔法少女は、交渉に時間がかかっちゃうし、何かと都合が悪いんだよね。
 だから五陣営以外の魔法少女は、国内・異国を問わずに不可にしたの」
「かといって面識があっても、交流次第で信用・信頼の度合いも異なる」

交渉相手は交流の頻度が高く、お互いに信用・信頼を築いている魔法少女が望ましい。

その魔法少女は、戦闘力と能力、固有魔法、心理状態の健全度が優れていることが必須。

限られた資源と時間の都合上、人数は少人数で、選定条件をすべて満たしていなくても、

一つでも多く満たしていればよいとし、熟慮を重ねた結果、未来へ送る人数は最終的に
三名となり、先に述べた理由から三名とも、ユニオン内から選んだとのこと。

そこまで話を聞くと、やちよは恐る恐る尋ね、ねむが答えた。

「それで、その三人というのは……誰なの?」
「それは……」










由比鶴乃、二葉さな、柊桜子だった。


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