70: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/28(木) 20:26:19.00 ID:EEyFH7CuO
「そういうことなんだね。今日の話は持ち帰って相談するけど、静香ちゃん、すなおちゃんには、
どうしても話をする必要があるよ。ミラーズ対策は分かるんだけど、それでもいい?」
「それは仕方ないと思う。ただ、話をする際にミラーズ対策のことも伝えてもらっていい?」
「分かったよ」
「環さん」
「なんでしょう?」
「あなたは私たちと対峙していた時、、独断で動いて味方を混乱させたことがある。
さくやが存命だったころ、いつだったが、私たちとの交渉で、何をしようとしていたか
覚えてるはず。あの時のことは、私たちもあなたたちも、深い傷跡を残しているわ。
そして、その傷はまだ塞がっていない」
「それは……自覚しています……」
「まあ、今日の会合が今後を決めるための最初、ということなら問題ないのよ。
あなたの独断で何もかも決める場ではない。その確認を取りたかっただけ」
「心配させてすみません」
「分かっていればいいのよ。それじゃ、W−3の資料に目を通しましょうか」
「誰と誰の能力が必要になるのかな?」
「……かごめちゃんの名前が入ってる?」
「うん。かごめちゃんも魔法少女になったんだ。自動浄化システムに未来永劫、
干渉できないようにするってことで」
「そんな願いを、キュウべぇもよく叶えたわよねぇ」
「灯花ちゃんたちの願いも叶えたくらいだし、キュウべぇは契約さえ取れればいいんだよ。
後に起きることは深く考えてないんだと思う」
「ここに名前が挙がってる巫とは、決定してから話をするんだよね?」
「うん。本音としては、W−3は実行せずに済めばいいと思ってる。
アリナさんを発見できればいいけど、発見する方法が分からない。
あの人の後輩の、かりんちゃんも行方不明だし……」
「コールドスリープが決まったら、誰かを未来に送ることになるよね……」
「今度の会合はまだこれからだから、本格的に考えるのはその後だけど」
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