803: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:32:53.41 ID:7SptLiMdo
禁書「とうま? 今の今まで一体どこ行ってたのかな? お昼ごはんの材料を買いに行くって言ったっきり全然戻ってこないし」
804: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:33:34.17 ID:7SptLiMdo
禁書「もしかしてとうま、私がひもじい思いをしている中、とうまだけこんな高そうで美味しそうなものを食べていたのかな?」
805: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:34:03.11 ID:7SptLiMdo
美琴「ほいじゃ、またねー……ん?」
806: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:34:53.84 ID:7SptLiMdo
とある病院の個室。窓を半分開けた室内には、温かい春風が緩やかに流れている。
起き上がったリクライニングベッドに背を預けながら、結標淡希はカエル顔の医者に言われたことを思い出していた。
807: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:35:24.74 ID:7SptLiMdo
結標「まさか貴女が私のお見舞いをしに来る日が来るとはね。一体どういう風の吹き回しかしら?」
黒子「勘違いしないでくださいます? 別にこれはお見舞いとかそういった類のものではありませんのよ? ただ様子を見に来ただけですの」
808: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:35:50.79 ID:7SptLiMdo
結標は先回りするように質問した。
記憶喪失していたときの自分がどういう交友関係を持っていたのかなんてわからない。
だから、目の前の少女と仲良くお茶をするような関係だったとしても、何らおかしくはない話だ。
809: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:36:25.61 ID:7SptLiMdo
黒子「……たしかにそうですわね。貴女の言う通りですの。わたくしとしたことがどうかしていましたわ」
結標「まあでも、しおらしい白井さんは見てて面白かったわよ?」
810: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:36:55.23 ID:7SptLiMdo
初春「え、えっと、あはは……」
811: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:37:34.37 ID:7SptLiMdo
結標「え、ええ、ありがとう」
812: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:38:44.41 ID:7SptLiMdo
ショチトルは病院のベッドの上で静かに眠りについていた。
カエル顔の医者が言うには命に別状はないらしいが、あまり良い状態とは言えないらしい。
肉体の三分の二を失い、それをまがい物の肉で埋められているのだからしょうがないことなのだろう。
813: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/22(土) 18:39:53.12 ID:7SptLiMdo
海原「今の彼女にそこまでやれる力は残されてはいませんよ」
黒夜「脳みそさえ動いていればやりようはいくらでもあるよ?」
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