700: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/01(土) 11:38:44.10 ID:31eSI50lo
結標「――警報? もしかして気付かれた?」
701: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/01(土) 11:40:19.65 ID:31eSI50lo
結標「よかった……、本当によかった……」
702: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/01(土) 11:42:53.23 ID:31eSI50lo
手塩「私たちは、『ブロック』。そいつらとは、違う組織だ」
??「手塩」
703: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/01(土) 11:45:24.63 ID:31eSI50lo
佐久は薄ら笑いを浮かべる。ゾクリと背筋に嫌なものが走るのを結標は感じ取った。
何かがヤバイ。そんな気配を感じた結標は、佐久の脳天を狙いチカラを行使する。
704: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/01(土) 11:47:31.24 ID:31eSI50lo
佐久「そうだ。俺たち『ブロック』へ、正確に言うなら他の暗部組織にもか。座標移動の捕獲任務が下ったのは昨日の朝だった」
佐久「だが俺たちはその前からこうなることを想定して、シナリオを作り、動いていた。いずれこうなることはわかっていたからだ」
705: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/01(土) 11:48:45.68 ID:31eSI50lo
結標「――ッ!!」
手塩「!?」
706: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/01(土) 11:49:26.20 ID:31eSI50lo
第七学区にある雑居ビルの屋上。そこでは絶えず電撃が走り、チカチカと輝いていた。
屋上の出入り口の扉に背を預けるように立っている少女がいた。
肩まで伸ばした茶髪にチャームポイントのアホ毛を風に揺らせている、見た目一〇歳前後の少女。
707: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/01(土) 11:50:21.96 ID:31eSI50lo
美琴(チッ、このままやってたらジリ貧ね。朝ご飯もまだだから体力的にあんまり長期戦も出来ないし)
708: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/01(土) 11:52:21.42 ID:31eSI50lo
美琴が行っているのは磁力操作。磁力を操って貯水タンクという巨大な金属の塊を意のままに動かしているのだ。
犬型のロボット達が美琴がやろうとしていることを察したのか、散り散りになって逃げていく。
それを追うように美琴は貯水タンクを操作し、
709: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/01(土) 11:53:58.19 ID:31eSI50lo
宙を浮く黒煙の中から何かが落下する。
黒煙の欠片をまといながら下降するそれは、少しずつ黒色を引き剥がし、姿を現す。
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