672: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/26(日) 00:11:42.45 ID:Ud1c3PHRo
垣根「まあいい。つーことで座標移動は心理定規と誉望、お前ら二人でやれ」
誉望「ええっ、マジっスか? 相手は超能力者(レベル5)っスよ? キツくないスか?」
673: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/26(日) 00:12:37.11 ID:Ud1c3PHRo
学園都市にあるどこかのビルの屋上。一人の少女がいた。
赤いセーラー服を着た小柄な体格。茶髪を二つ結びにして肩にかけている。
彼女はショチトル。学園都市の暗部組織『メンバー』の構成員の一人だ。
674: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/26(日) 00:16:02.84 ID:Ud1c3PHRo
黒子「――ただいま戻りましたの」
675: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/26(日) 00:18:49.96 ID:Ud1c3PHRo
黒子「ところで進捗はどうなんですの? あれから一切連絡を寄越していないところから察しはしていますが」
初春「お察しのとおりですよー。結標さんどころか上条さんも監視カメラに引っかかってません」
676: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/26(日) 00:20:31.34 ID:Ud1c3PHRo
とある高級ホテル(美琴いわく普通のホテル)の七階にある一室。
そのバルコニーにある椅子へ座りながら御坂美琴が携帯電話の画面を眺めていた。
体が火照っていて髪の毛が微妙に湿っており、寝間着を着ていることから入浴後だということがわかる。
677: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/26(日) 00:22:59.90 ID:Ud1c3PHRo
美琴(余計なことするなって煙たがられるかもしれない。けど、もし私があの馬鹿と同じことができるかもしれないなら)
678: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/26(日) 00:25:55.62 ID:Ud1c3PHRo
A子「――あらぁー、まさか同じホテルになっちゃってたなんてぇ、よほどの運命力が働いたとしか思えないわよねぇー」
上条「何言ってんだお前?」
679: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/26(日) 00:28:22.65 ID:Ud1c3PHRo
履歴は五〇件以上。一覧を見る限り御坂美琴と初春飾利と知らない番号。
面子的におそらく知らない番号の持ち主は白井黒子のことだろう。大体の割合は美琴五割・黒子三割・初春二割。
なぜだかマナーモードになっていた携帯電話のせいで今まで気付かなかった。
680: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/26(日) 00:31:11.69 ID:Ud1c3PHRo
アイテムの隠れ家である個室ラウンジにあるシャワー室。
麦野はそこで一人シャワーを浴びていた。
少し熱めのお湯を浴びながら麦野はある記憶を思い起こす。
681: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/26(日) 00:35:06.22 ID:Ud1c3PHRo
電話の女『座標移動(ムーブポイント)捕獲任務の進捗はどうなってる?』
麦野「……残念ながら進捗なしよ」
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