635: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 23:02:00.16 ID:loyT3wilo
麦野(…………んん)
636: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 23:03:24.23 ID:loyT3wilo
だからあなたたちは悪くないわ、と麦野は付け加える。
637: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 23:04:42.40 ID:loyT3wilo
第一〇学区。櫻井通信機器開発所から一キロほど離れた場所にある寂れた公園。
園内に設置されている遊具は錆びついているところから、すでに管理から外れていて手入れがされていないことがわかる。
公園の入り口から少し離れた位置にある自動販売機、その前に設置されているベンチに結標淡希は腰掛けていた。
638: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 23:06:50.07 ID:loyT3wilo
上条「結標……」
639: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 23:08:53.84 ID:loyT3wilo
かつての結標淡希と親交のあったものたちの名前が並ぶ。
携帯端末の電話帳に登録されている名前を片っ端から読み上げているのだろう。
640: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 23:10:58.29 ID:loyT3wilo
上条は心臓のある左胸を拳で叩き、
641: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 23:13:03.66 ID:loyT3wilo
すっかり日が暮れて夜に包まれた学園都市の街中。
車の通りもなく静かな道沿いの歩道をゆっくりと、杖を突きながら歩く少年が一人。
一方通行。
642: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 23:16:06.96 ID:loyT3wilo
一方通行は再び携帯端末を手に取り、今日のニュースのページを表示する。
それを見て一方通行は目を見開かせた。
643: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 23:18:14.34 ID:loyT3wilo
電話の向こうの土御門は黙り込んだ。
数秒間沈黙が続き、騒がしい雑音だけがスピーカーから漏れてくる。
土御門はため息をつき、声のトーンを落として、
644: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 23:20:19.89 ID:loyT3wilo
一方通行の即答を聞き土御門はしばらく考えてから、
645: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 23:25:20.75 ID:loyT3wilo
書いてて思ったけど座標移動って強すぎない?
次回『S7.前夜』
841Res/1732.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20