616: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 22:22:11.44 ID:loyT3wilo
絹旗「やっぱり素直に顎を狙って脳みそ超揺らして意識奪ったほうがよかったでしょうか?」
結標「はぁ、はぁ、貴女も、あの麦野とかいう女の仲間ってことで、いいのかしら?」
617: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 22:24:22.52 ID:loyT3wilo
絹旗「……なるほど、なかなかやりますね。とっさに私の拳を超避けていたとは、大した体捌きです」
618: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 22:28:06.53 ID:loyT3wilo
絹旗「テレポーターっていうのは普通の人間とは違う空間認識能力を持っているみたいで、それを特殊な音波を聴覚から脳に流すことによって麻痺させ、能力を超使えなくなるという仕組みです」
絹旗「厳密には能力が使えなくなるというわけではなく、演算式を立てるために必要な物質の位置情報がわからなくなるというだけなんですが」
619: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 22:30:19.86 ID:loyT3wilo
カッ!! 絹旗の視界に閃光が走った。
620: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 22:31:41.71 ID:loyT3wilo
結標「勝負ありね」
絹旗「なっ……!」
621: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 22:33:54.35 ID:loyT3wilo
上条当麻は何故かフェンスに開いていた大穴をくぐって、櫻井通信機器開発所の敷地内へと入っていた。
あとは何故かぶち破られているドアから建物の中に入るだけだ。
しかし、上条は建物の中に入れず、物陰に隠れているという状況にあった。
622: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 22:36:10.08 ID:loyT3wilo
麦野は相変わらず施設の一階のロビーで、滝壺の指示通りのポイントに向けて砲撃をしていた。
何度も同じような場所に電子線が発射されているからか、天井にはたくさんの穴が集まるように空いている。
砲撃を続けながら麦野は携帯端末へ話かける。
623: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 22:38:21.98 ID:loyT3wilo
滝壺は突然咳き込み言葉を中断させた。
彼女の能力は『体晶』という特殊な薬品を摂取することにより起こる暴走、それによって使用できるチカラだ。
だが、それは彼女の身体に大きな負担がかかるというデメリットがある。
624: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 22:40:10.41 ID:loyT3wilo
麦野「友達、ふふっ、友達かー、くふっ、友達ねー」
上条「何がおかしいんだよ?」
625: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/18(土) 22:41:38.17 ID:loyT3wilo
青白い光の玉が複数、麦野の体の周辺に現れた。
上条当麻はその光に見覚えがあった。先ほどから研究施設から空に向けて放たれていた光線。
それが今、自分に向かって放たれようとしている。
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