584: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:37:31.79 ID:EQdefISBo
初春「――この状況を打破する方法、一つ思いつきました」
585: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:39:11.67 ID:EQdefISBo
代償。
その重苦しい言葉を聞き黒子は息を飲み込んだ。
586: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:41:23.57 ID:EQdefISBo
初春「何と言いますか、上条さんのことを見ていると、その、私にでも何かできることがあるんじゃないか、って思いまして」
黒子「……貴女、もしかしてあの腐れ類人猿のことが……!?」
587: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:42:49.08 ID:EQdefISBo
ジャッジメント二人がいるブースから少し離れた場所にある応接スペース。
ソファに座ってトランプのカード一枚を片手に何かを考えている御坂美琴がいた。
588: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:44:03.58 ID:EQdefISBo
佐天「そうですね。じゃあ、あたしも帰ろっかな」
589: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:47:13.85 ID:EQdefISBo
一方通行はテレポートを使用する赤い駆動鎧を全滅させ、地下施設の奥に来ていた。
先程までの工場のような背景からは一転して、いかにもな研究施設の中のような廊下を一方通行は歩いている。
しばらく歩くと、分厚そうな鋼鉄の扉に五種類くらいの認証システムを取り付けた、いかにも大事なモノを置いていますよと言う雰囲気を放つ部屋を見つけた。
590: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:48:57.65 ID:EQdefISBo
『空間移動中継装置(テレポーテーション)計画』。
591: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:50:16.32 ID:EQdefISBo
二〇〇X年九月A日。
結標淡希の消息が不明となる。
所属する霧が丘女学院に問い合わせても『特別公欠』しているとの一点張り。
592: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:52:04.38 ID:EQdefISBo
二〇〇X年一一月二〇日。
結果、結標淡希及び一方通行は――高等学校へ編入することとなった。
統括理事会のメンバー『貝積継敏』が手を回したことにより決まったことらしい。
593: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:53:44.40 ID:EQdefISBo
二〇〇Y年一月七日。
結標淡希へレベル5判定を受けたことを通達。
594: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:55:41.60 ID:EQdefISBo
一方通行「……何だよ、これ」
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