結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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588: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:44:03.58 ID:EQdefISBo


佐天「そうですね。じゃあ、あたしも帰ろっかな」


 その様子を見た佐天も立ち上がり、背伸びをして体のコリを解す。


美琴「黒子ー!」


 美琴がパーテション越しにいる黒子に聞こえるように名前を呼ぶ。
 呼んだ一秒後、美琴の前に空を切る音とともにツインテ少女がいきなり現れる。


黒子「なんでしょうか?」

美琴「私今日は打ち止めとホテルで寝泊まりするから寮には戻らないわ」

黒子「わかりましたわ。ところでその楽園はどこのホテルの何号室で?」

美琴「来ようとするな!」


 冗談ですわ冗談、と黒子はおどけた感じに笑う。


黒子「外泊申請はきちんと出してますの?」

美琴「う、うん。まあ、なんとか、ね……」


 遠い目をしながら疲れた笑顔の美琴を見て黒子は不思議な表情をする。
 美琴は昨晩門限破りをした。そのため今朝ペナルティを受けたばかりだった。
 そんなあとに外泊の申請を出したので凄まじい追求を受けて何とか許可を得たことは、昨晩寮に帰っていない黒子には知りようにないことだ。


美琴「ま、私は帰るけどアンタも早く仕事終わらせて帰りなさいよ?」

黒子「はい、わかっていますわ」

美琴「……じゃ、打ち止め行きましょうか」

打ち止め「はーい!! お邪魔しましたー!! ってミサカはミサカは別れの挨拶をしてみたり」


二人は部屋の奥で親友と適当に挨拶を済ませた佐天と一緒に、一七七支部を後にした。


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