結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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592: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/11(土) 23:52:04.38 ID:EQdefISBo


二〇〇X年一一月二〇日。
結果、結標淡希及び一方通行は――高等学校へ編入することとなった。
統括理事会のメンバー『貝積継敏』が手を回したことにより決まったことらしい。
こちらとしては不本意だが、あの学校には『幻想殺し(イマジンブレイカー)』や『吸血殺し(ディープブラッド)』といった詳細不明の能力者が在籍している。
それらの存在が結標淡希に大きい影響を与えてくれることを期待して、経過観察を進めていく。


〜〜


二〇〇X年一一月二六日。
結標淡希及び一方通行が――高等学校へ編入。
結標淡希と一方通行が常に行動をともにすることが必要条件の為、結標淡希を一年次へ編入する特例措置を行使する。


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二〇〇X年一二月七日。
結標淡希が居候生活を始めてから最初のシステムスキャン。
これといった変化は特に見られない。相変わらず自身の転移を行うことができない状況。


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二〇〇X年一二月一三日。
ヒトは大きな困難を乗り越えることにより、大きな成長へと繋げることが出来る。
結標淡希が成長する舞台を用意し、著しい成長を促すことにする。

(中略)

以上の点から、我が部門とも関係性のある△△スキー場をその舞台と設定する。
結標淡希をその場所に連れて行く為に、――高等学校へ能力有りのマラソン大会を開かせる。
そのクラス単位での大会優勝賞品をスキー場への無料券とすることで、違和感のない道筋を作る。
同クラスには一方通行が在籍している為、優勝は確実だろう。


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二〇〇X年一二月一六日。
マラソン大会当日。
一方通行が予定通り優勝。


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二〇〇Y年一月一日。
結標淡希他が△△スキー場へ来場する日程が二〇〇Y年一月四日に決定。
結標淡希が成長する舞台を能力有りの雪合戦大会とし、それに伴い超能力者(レベル5)を持つ暗部組織『スクール』・『アイテム』へ雪合戦大会出場を依頼。


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二〇〇Y年一月四日。
予定通り結標淡希他が来場。
同様にスクール・アイテムも来場を確認。


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二〇〇Y年一月五日。
能力有り雪合戦大会を予定通り実施。
結果、結標淡希はトラウマを乗り越え自身の転移を成功させる。
この大会で得られたデータを上層部へ報告。


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二〇〇Y年一月六日。
報告したデータから座標移動(ムーブポイント)を超能力者(レベル5)判定とされた。
大々的に発表する必要性は皆無とし、この情報は機密事項とし本人通達するとする。


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