ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
1- 20
32:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:46:00.24 ID:ZxMTaX2QO
「ハーマイオニーだけじゃなくジニーまで」
「ごめん、ロン」

ハリーは居た堪れない気持ちだった。
ロンにジニーのことをよろしくと頼まれたのに、近頃は謎の声のこともあって気にかけてあげることが出来なかった。
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:48:21.81 ID:ZxMTaX2QO
「ハリー、そろそろ寮に戻らないと」

消灯時間が迫っていた。これ以上粘っても、教師たちに強制的に連行されるだろう。
考え続けるハリーの手を引いて、ロンが無理矢理立たせようとするその仕草を見て、ふとネビルがそれに気づいた。

以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:51:11.31 ID:ZxMTaX2QO
「ロン、ネビル。マントから出ないでね」

一度寮に戻ったハリーは父親の形見である『透明マント』を用意し、夕食の際にロンとネビルと待ち合わせそれを被り姿を消した。

ハリーたちが居なくなったことが発覚すれば大騒ぎになるだろうが、既に夕食の席でホグワーツの閉鎖が副校長から告げられている。
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:53:18.05 ID:ZxMTaX2QO
「ロックハート先生」
「やあ、ハリー。良い夜ですね」

ロックハートはいつもの爽やかな笑みではなく、邪悪に笑っていた。まるで後ろめたいことを隠す手間が省けたと言わんばかりに。

以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:56:28.56 ID:ZxMTaX2QO
「君を捕らえて突き出せば、私は真の英雄となれる! 名前を呼んではいけないあの人を退けたスリザリンの継承者を捕らえた、本物の英雄に! さあ、覚悟はよろしいですか!?」

勝利を確信しきっているロックハート。
完全に隙だらけではあるが、既に杖を構えているのでどんなに決闘が下手でも圧倒的に有利であった。そう、相手がハリーだけなら。

以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:58:04.20 ID:ZxMTaX2QO
「やあ、マートル」

ようやく嘆きマートルの住処である女子トイレに辿り着き、ハリーは彼女に質問した。

「君に聞きたいことがあるんだ」
以下略 AAS



38:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:00:48.11 ID:ZxMTaX2QO
「どんな風に死んだの? 詳しく教えて」
「女子トイレなのに男子の声が聞こえて、そいつに文句を言おうと個室の扉を開けた瞬間、黄色い2つの眼が見えて……それで終わり」

それは間違いなくバジリスクの仕業だろう。
彼女はバジリスクの即死光線の餌食となったのだ。つまり、それが意味するところは。
以下略 AAS



39:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:03:25.60 ID:ZxMTaX2QO
「さて、ネビル」
「うん。入口を探そう」

一周回って冷静になったネビルと共に秘密の部屋の入口を捜索する。必ずここにある筈。

以下略 AAS



40:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:05:33.73 ID:ZxMTaX2QO
「行こう」
「う、うん……」

ルーモスと唱えて杖の先に光を灯し、ネビルと共に太いパイプを歩いた。暗く湿ってる。
まさしく大蛇の住処に相応しい陰気なパイプの底には動物の骨が大量に敷かれていた。
以下略 AAS



41:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 21:06:57.23 ID:ZxMTaX2QO
「ネビル、君がいるから僕は安心している」

ハリーは独りではなかった。
隣には震えるネビルが居る。
ネビルは努力を重ねている。
以下略 AAS



60Res/68.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice