ドラ子・マルフォイ「私の妹になりなさい」ジニー・ウィーズリー「妹、ですか?」
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35:名無しNIPPER[sage saga]
2021/05/01(土) 20:53:18.05 ID:ZxMTaX2QO
「ロックハート先生」
「やあ、ハリー。良い夜ですね」

ロックハートはいつもの爽やかな笑みではなく、邪悪に笑っていた。まるで後ろめたいことを隠す手間が省けたと言わんばかりに。

「実はスネイプ先生からスリザリンの継承者を探し出して欲しいと依頼されてましてね、丁度、それらしき人物とこうして出会った」

スネイプ先生はハリーを捕まえろとは言っていないだろうに、ロックハートはハリーこそが継承者であると決めつけているらしい。

「ハリー、ハリー、ハリー」

今にも笑い出しそうなのを堪えるかのように、邪悪な笑みを噛み締めるのに失敗したロックハートはゲラゲラ笑いながら宣告した。

「現行犯だ。君を逮捕する」
「先生。僕は何もしていません」
「マントを被って姿を消し、校内を徘徊していたでしょう。それだけで充分、逮捕拘束するに値すると私は思いますがね」

ならばと、ハリーはロンを下敷きにして転がっているトランクを指差して質問をした。

「お言葉ですが先生こそ、こんな大荷物を運んでいるなんて怪しいじゃないですか」
「私は教師だ! 君たちよりも立場が上だ! 私の証言のほうが、君たちより優先される!」

勝ち誇ったようにそう語るロックハートにハリーは反感を覚えた。これまで何度も真実を捻じ曲げてきたことが伺える発言であった。


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