3: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:17:08.13 ID:yj3euRj70
千夜(人間大の熱気が猛烈な勢いで目の前を通過したかと思えば、そのままの勢いであいつにぶつかっていきました)
千夜(あいつはというと、ぶつかった瞬間に片足を後ろにスライドさせて衝撃を緩和させている)
千夜(なるほど、日常的にこのような暴力が襲いかかるのならば、アスリート同様体は資本でしょう。それなのに食事が最近おざなりなようですね。お嬢様に用意するついでに、低脂質高たんぱくなお昼を用意してあげないことも――)
4: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:17:55.05 ID:yj3euRj70
千夜(明るい陽気を分けへだてなく与える太陽の権化のような少女が、途端に顔を青ざめて震える様子は見ていて胸が苦しくなります)
千夜(一連の流れを見ていて事情を知っている私だが、つい責める目であいつを見てしまう)
千夜(相手は年頃の女の子です。もう少し言葉を選べないのですか、ばか)
5: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:19:39.52 ID:yj3euRj70
※ ※ ※
千夜(……気がつけば随分と長い時間あいつに抱きついていました)
6: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:20:17.83 ID:yj3euRj70
武内P「さ、さあ白坂さん。白雪さんの言う通りにしましょう」
小梅「……待って。このままじゃプロデューサーさんが誤解されたままだよ」
武内P「大丈夫です。白雪さんも本気で私をロリコンだとは思っていませんから……多分」
7: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:21:13.89 ID:yj3euRj70
小梅『ここに座っている間は……プロデューサーさんが私だけを意識してくれて…まるで独占しているみたいで、とっても嬉しいの』
千夜(私だけを意識……独占)
武内P「ところで白雪さんは何の用件で来られたのですか?」
8: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:22:37.37 ID:yj3euRj70
千夜(ほんの少し……いや、少しとは言えないかもしれない。ねっとりと太ももを撫でただけで面白いぐらい反応する)
千夜(嗚呼――膝の上に座ることがこれほど面白いとは。こいつがこれ以上なく私を意識して、一挙一動に振り回される)
千夜(小学生の頃にこれを覚えてしまった小梅さんが、どれだけ注意されても続けるのは仕方ない。悪いのはエッチなお前じゃないか。まったくもって、お嬢さまに相応しくない)
9: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:23:23.67 ID:yj3euRj70
※ ※ ※
千夜(――あの後、自分が何を口にしているかわからなくなり、突然のことに呆けてしまったあいつを放って逃げ出した)
10: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:24:22.44 ID:yj3euRj70
文香「そこで兄さまのために何かできることはないかと、考えていました」
武内P「そのようなことは。私はたいしたことはしていないので、気にしないでください」
文香「そうは行きません。兄さまと呼ばせてほしいという、荒唐無稽な私の願いを聞き入れてくださっているのですから」
11: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:25:33.25 ID:yj3euRj70
文香「あの……兄さま。実は恥ずかしくて、これまでずっと嘘をついていたことがあるんです」
武内P「鷺沢さんが嘘を……? 何のことかはわかりませんが、世の中にはついていた方がいい嘘もあります。無理に話さなくてもいいのですよ」
文香「いえ、これは単に私が恥ずかしいあまりについていた嘘なんです」
12: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/04/29(木) 04:26:49.63 ID:yj3euRj70
文香(に、兄さまが以前から私の胸を気にしていただなんて……え、もしかして?)
文香(女性の胸を気にする
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