高森藍子「加蓮ちゃんたちと」北条加蓮「生まれたてのカフェで」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:46:40.30 ID:mOMWMpAw0
心の中でそう唱えていると……ジト目が、2人分。

だからなんで私の周りにいる人達はこう、Pさんもだし、最近はアイドル仲間もそうなんだけどっ。人が内心で思ったことを、簡単に見透かしてくるかな!

「そーちゃん、しろちゃん」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:47:08.07 ID:mOMWMpAw0


□ ■ □ ■ □


以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:47:37.79 ID:mOMWMpAw0
「…………」

あいこちゃん、という名前を聞き、しろちゃんが顔を上げた。半歩ほど前に出たと思ったら1歩下がり、私の足へとしがみつく。

「そうです!」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:48:07.17 ID:mOMWMpAw0
「そ、そうなんだ……」

藍子もまた、瞳に困惑を滲ませ私を窺う。何の気まずさなのか分かっていないそーちゃんだけが、私達の顔を交互に見ていた。

「……藍子ちゃんがテレビに映ると、ずっとそこから離れなくなるのよねぇ。どこかぼんやりしているのはいつもなんだけど――」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:48:36.99 ID:mOMWMpAw0
「では、そーちゃん、しろちゃん」

前掛けの白ひげおじさんをスプラッターにしないよう気をつけながら、藍子が2人へと目線を合わせた。

「こちらへどうぞ。今日は、クリスマスですから。おいしいジュースを用意しているんですよ。ほら、こっちに座って……。加蓮ちゃんも、看護師さんもっ」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:49:07.30 ID:mOMWMpAw0
「じゃあ、わたしはわくわくジュースにするので、しろちゃんとは、後で分けっこしよう!」
「……いいの?」
「だから、かんごしさんは大人のドリンクね! だって、かんごしさんは大人だから!」
「ふふ、そうしましょうか」
「しろちゃんは、クリスマスのジュース! ……あれっ? かれんちゃんのジュースがないよ!?」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:49:37.04 ID:mOMWMpAw0
「お待たせしました♪ ……そ、それはなんのポーズでしょうか」

3種類、4人分のドリンクを運んできた藍子が、ぱちくりと瞬きする。

「はい! のポーズっ」「……ですっ」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:50:06.61 ID:mOMWMpAw0
「これ……。見た目より、甘い味なのね」

唇の先を濡らすように啜った看護師さんが、少しだけ目を見開いた。

「そうなんです。大人でも、今日は子どもの……クリスマスに、わくわくしたり、サンタクロースを心待ちにしていた頃に戻れるように。そんな想いを込めて、入れさせてもらいました」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:51:38.10 ID:mOMWMpAw0
>>17 下から5行目の一部誤字を訂正させてください。
誤:そう言って手拭きを渡してあげた藍子は、以外にもあまり焦っているようには見えなかった。
正:そう言って手拭きを渡してあげた藍子は、意外にもあまり焦っているようには見えなかった。


以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:52:07.88 ID:mOMWMpAw0


□ ■ □ ■ □


以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/25(金) 20:52:36.68 ID:mOMWMpAw0
「さて……」

これまでずっと後ろで見守ってくれていた看護師さんが、いつの間にか私のすぐ後ろにまで迫っていた。座っている私の上から、子供に絵本を読んであげる母親のような高い目線でメニュー表を見下ろす。

「そういえば、加蓮ちゃんの好きな食べ物を聞いていなかったわね」
以下略 AAS



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