高森藍子「加蓮ちゃんたちと」北条加蓮「生まれたてのカフェで」
↓
1-
覧
板
20
18
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/25(金) 20:51:38.10 ID:mOMWMpAw0
>>17
下から5行目の一部誤字を訂正させてください。
誤:そう言って手拭きを渡してあげた藍子は、以外にもあまり焦っているようには見えなかった。
正:そう言って手拭きを渡してあげた藍子は、意外にもあまり焦っているようには見えなかった。
「わたし、わくわくジュースがだいすき!」
1度失敗したことはしっかり学習して、しろちゃんと代わりばんこに喉を鳴らしたそーちゃんが、はいっ、と手を上げた。
もちろん、肘のところはしっかり曲げてねっ。
「そーちゃん。口の回りが、レモン色になっちゃってますよ」
「えっ、そうなの? わたし、レモンになっちゃった!」
「……うくっ……」
「藍子ー、見てみてー。私はぶどうになったよー」
「あ、あはっ……。もぉっ……。加蓮ちゃん、変なところ、でっ……もおぉっ……!」
「しろちゃんは、なにになったの?」
「……わたしは、しろな、って、言います」
「んふっ」
藍子がお腹を抱えてあっち側を向くのを、そーちゃんはすごく不思議そうに見ていた。
あとついでに後ろの看護師さんも笑いを堪えていた。肩を震わせる度に何故か私の脇腹をどつきながら。理不尽すぎる。
「かれんちゃん、あいこちゃんがへんになっちゃったよ?」
「しばらくそっとしてあげてね。藍子ちゃんは、たまにこうなっちゃうの」
「そうなんだ!」「……だっ」
「それよりも、そーちゃん。しろちゃん。ジュースを飲んだ後はなんて言うのか、知ってるかな?」
「あっ、わたし知ってるよ! しろちゃんも、知ってるよね?」
「…………、」
「知ってるって! じゃあ、かれんちゃんも、せーのっ、で言おう!」
「いいよ。せーのっ」
ごちそうさま!
……でしたっ。
合わさった声に、少しだけ遅れてついてきたしろちゃんの付け加え。その頃には藍子もどうにか元通りに戻っていて、ほんわかと笑みを……口の端はちょっとだけつり上がっていたけど、とても優しい笑顔で頷いた。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
45Res/67.65 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
高森藍子「加蓮ちゃんたちと」北条加蓮「生まれたてのカフェで」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1608896517/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice