高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「昼下がりのカフェで」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:32:22.84 ID:5Cdea6Tl0
――おしゃれなカフェ――
<からんころん
高森藍子「うぅ〜、寒いっ……! あっ、店員さん。こんにちは♪ 今日も、お邪魔しますね」
藍子「え〜っと、加蓮ちゃんは……いたいたっ」
北条加蓮「! …………、」チョイチョイ
藍子「ふふ。暖炉ストーブの前で、手招きしてる。今行きますね〜」
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2
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:33:03.14 ID:5Cdea6Tl0
レンアイカフェテラスシリーズ第146話です。
<過去作一覧>
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
以下略
AAS
3
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:33:39.97 ID:5Cdea6Tl0
藍子「あったかい……♪」
加蓮「暖炉ストーブの前を占拠しちゃうなんて。外、そんなに寒かった?」
藍子「はい……。いつものコートと、カイロもばっちり用意して。それでも、ものすごく寒かったです」
以下略
AAS
4
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:34:08.37 ID:5Cdea6Tl0
加蓮「SNSとかで誰かやったりしないかなー。藍子ちゃんのやらない歩き方をやってみた的な……極寒の冬に半袖で全力疾走! とか。そこまで行くと狙いすぎ?」
藍子「…………、」
加蓮「え、微妙な嫌そうな顔。……まさかしたことあるの?」
以下略
AAS
5
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:34:38.48 ID:5Cdea6Tl0
藍子「くすっ。それって、助けてくれるってこと?」
加蓮「…………」
藍子「あっ。目を逸らしましたね♪」
以下略
AAS
6
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:35:08.30 ID:5Cdea6Tl0
加蓮「ふぅ。あったかー……。藍子、もうそろそろ身体も温まったでしょ。少しそっちに寄れー」
藍子「は〜い。……加蓮ちゃん、ストーブの熱が移っていてすごく暖かいっ。触ってなくても、近づくだけで熱が感じられます」
加蓮「そう?」
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:35:40.60 ID:5Cdea6Tl0
加蓮「なるほど。つまり藍子ちゃんは、あれだけ聞いてもまだ加蓮ちゃんの暗黒昔話を聞きたいと」
藍子「違います……」
加蓮「…………、」
以下略
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8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:36:08.42 ID:5Cdea6Tl0
加蓮「嫌になるほど嗅がされた臭いだからね。……って、ヤバい言い方しちゃった。ちょっと今のナシでっ」
藍子「無しですねっ。本当はもっと早くに終わって、家で着替えたり、シャワーを浴びてから行こうかなって考えていたんですけれど、思ったより時間がかかってしまって……嫌な臭いですよね。ごめんなさい」
加蓮「いいっていいって。そんなに気になるってほどじゃないし、そのうちカフェの匂いで掻き消されるでしょ。ただ私がちょっと過敏に考えすぎちゃっただけ」
以下略
AAS
9
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:36:38.71 ID:5Cdea6Tl0
加蓮「……おりゃ」ペシ
藍子「きゃ」
加蓮「あのね。ド至近距離でさっきから不意打ちばっかり……あのね……」
以下略
AAS
10
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:37:08.54 ID:5Cdea6Tl0
藍子「いちおう、アイドルのお仕事って形にはなりましたけれど、いつもの撮影やLIVEとはちょっと違う扱いみたい?」
藍子「その辺りは難しくて、よくわからないんですけれど……Pさんは、私のやりたいようにやっていいよ、って♪」
藍子「今日はPさん、年末ということもあって忙しそうなので、私1人でお話に行っちゃいました」
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:37:38.47 ID:5Cdea6Tl0
加蓮「あー、でもPさん逆に落ち込むかなぁ。藍子はもう自分がいなくてもいいんだなっ……とか言っちゃって」
藍子「そ、そんな。私はまだまだPさんがいないと何もできませんっ」
加蓮「ふふっ。相変わらずなんだから」
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:38:08.92 ID:5Cdea6Tl0
藍子「それだけあったら、探すのが大変になっちゃう。……あれっ。このお話って、昔にもしたような?」
加蓮「したっけ? じゃあ結局、藍子には秘密が合わないってことだね」
藍子「楽しいことや嬉しいことがあったら、つい喋っちゃうから……。でも、加蓮ちゃんの話してほしくないことは、誰にも言っていませんよ」
以下略
AAS
13
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:38:38.61 ID:5Cdea6Tl0
藍子「打ち合わせっていうより、なんだか普通のお喋りみたいに♪ それで、話し合うことや決めることが固まってからは、看護師さんが加蓮ちゃんのことを聞いてきっ――」
加蓮「ほお」
藍子「あ」
以下略
AAS
14
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:39:08.68 ID:5Cdea6Tl0
□ ■ □ ■ □
藍子「えっと、あのお2人――今回ご招待する、入院している子たちには、半分サプライズにするって言いましたよね」
以下略
AAS
15
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:39:38.84 ID:5Cdea6Tl0
藍子「それで、もう半分のサプライズの部分は、どんなことが起きるのかってところなんです」
藍子「そんなにびっくりしたり、ものすごく感動したり……ってほど、大きな計画ではないんですけれど――」
藍子「わくわくしてもらった方がいいかな、って♪ 看護師さんも、そう計らってくれているみたい」
以下略
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16
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:40:09.72 ID:5Cdea6Tl0
藍子「でもそういう時の加蓮ちゃんは、他の子たちと同じで、すごく一生懸命で。ちょっぴりむきになったり、悔しそうにしていたり……」
藍子「そういうのを見るのが、嬉しかったんじゃないでしょうか」
加蓮「……そういうものなのかな」
以下略
AAS
17
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名無しNIPPER
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2020/12/20(日) 14:40:38.63 ID:5Cdea6Tl0
藍子「看護師さんからの言伝です。――おほんっ」
藍子「今回は、加蓮ちゃんも招待状を受け取った側でしょ? 加蓮ちゃんも、あの2人と同じ、楽しむ側でいいのよ」
藍子「だから藍――わた……、……ううん」
以下略
AAS
18
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:41:09.43 ID:5Cdea6Tl0
藍子「ま、まあまあ。ほら、加蓮ちゃんも楽しみに待てると思えば」
加蓮「私はプレゼントを靴下に入れる側のアイドルなのっ。プレゼントを受け取る側じゃないんだってば……!」
藍子「加蓮ちゃん、サンタクロースがやりたいの?」
以下略
AAS
19
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:41:38.66 ID:5Cdea6Tl0
加蓮「言伝は、それで全部?」
藍子「はい。これで全部ですね。……あっ、あと1つだけありました♪」
加蓮「むっ」
以下略
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20
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:42:08.84 ID:5Cdea6Tl0
加蓮「今回のクリスマスのことは私に話さないようにって言うなら、話題を変えよっか。うっかり藍子ちゃんが喋っちゃったらいけないし?」
藍子「そんなこと、しませんよ。話したら駄目なことは、話しませんからっ。加蓮ちゃんのことだって、クリスマスのことだって!」
加蓮「そう言われると、どんな手を使ってでも吐か――喋らせようって気持ちになっちゃうなー?」
以下略
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21
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/20(日) 14:43:08.27 ID:5Cdea6Tl0
……。
…………。
加蓮「すっかり喋りこんじゃって、なんにも注文してなかったね」
以下略
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