ロード・エルメロイU世の事件簿 case.封印種子テスカトリポカ
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28:名無しNIPPER[saga]
2020/09/21(月) 20:48:59.13 ID:amUbMXcr0
今日はここまで


29:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 20:16:53.96 ID:kGu0y7r00
続きー


30:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 20:17:34.30 ID:kGu0y7r00

 全てが遠ざかり――そして唐突に戻ってくる感覚。

「……ねえ、シンデレラ」

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 20:18:28.24 ID:kGu0y7r00

          *

 村と思しき場所に辿り着いたのは、3キロほど走った頃だっただろうか。時間にしてみれば数分というところだろう。数時間でも睡眠をとれたおかげか、あるいはマナの濃密さゆえか、不思議なほど疲労

以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 20:20:25.53 ID:kGu0y7r00

 その単語の意味を思い出そうとした、瞬間。

 少年の表情が恐怖に歪んだ。見開かれ、顕になった瞳には、濃い絶望の色が塗りたくられている。視線の先は自分の背後。同時に、熱と殺気と強大な神秘の気配を感じた。

以下略 AAS



33:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 20:21:18.92 ID:kGu0y7r00

「……っ」

 思わず息を呑む。じわりと汗が浮かぶが、それは熱からくるものではない。紛れもなく"最悪"に直面した。その感覚に背筋が粟立っていた。

以下略 AAS



34:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 20:22:14.65 ID:kGu0y7r00

 僅かな空白。だが長くは続かなかった。

 テスカトリポカが動く。こちらを無視して――倒れ伏した少年の方へと。確かな殺意を持って歩み寄ろうとする。

以下略 AAS



35:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 20:22:49.39 ID:kGu0y7r00

 敵の戦闘スタイルは徒手格闘じみたものだった。炎を纏った拳打。雨の如く降り注ぐ連打に、大盾の防御が甲高い音を立てて震える。

 無手特有の素早いリズムで撃ちこまれるその一撃一撃に、人体を容易く砕いてしまえる威力が秘められている――否、その威力が砕こうとしているのは、人体だけではなく、

以下略 AAS



36:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 20:23:36.93 ID:kGu0y7r00

 だが、成功だ。

「……!?」

以下略 AAS



37:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 20:24:44.86 ID:kGu0y7r00

 そして、その背後から飛びかかる更なる怪人の姿。

「ガァァァアオ――!」

以下略 AAS



38:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 20:26:23.29 ID:kGu0y7r00

「■■■……」

 獣が唸るような声が、ティガーの喉の奥から発せられた。気づけば、いつの間にかティガーの顔からは一切の表情が抜け落ちている。

以下略 AAS



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