ドンキホーテ・ドフラミン子「ウフッフッフッ! 見逃してあげなさいよ」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:38:41.06 ID:EVQZdzoqO
「ルフィ! これは兄君の手錠の鍵じゃ!」
「ほんとかハンコック!? ありがとう!」
「よ、よいのじゃよいのじゃ!」

ルフィの元まで駆けつけたハンコックがちゃっかりくすねたエースの手錠の鍵を手渡して、感激した麦わらにハグされて照れていた。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:40:20.03 ID:EVQZdzoqO
「ウフフフッ! 久しぶりねぇ、クロコダイル」
「ドフラミン子……余計な真似すんじゃねェよ」

余計な真似もなにもあたしが糸を巻きつけてジョズの動きを封じていなかったら、きっとボコボコにされてたいただろう。ツンデレである。

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:42:32.57 ID:EVQZdzoqO
「もう一度言うわ。あたしと手を組みなさい」
「しつこい女だ……とっとと失せやがれ」
「ウフフッ……おねがい。なんでもするから」

羽織っていたフラミンゴマントをご開帳して誘惑し、籠絡を試みるも、クロコダイルは。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:44:16.41 ID:EVQZdzoqO
さて、年増のドフラミン子がクロコダイルに振られたその頃、戦局は大きく動こうしていた。

「俺たちを裏切ったのか、オヤジ!」
「スクアード……てめぇ」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:46:12.54 ID:EVQZdzoqO
「みっともねぇじゃねェか、白ひげ!」

膝をつく白ひげに、クロコダイルが怒鳴る。

「俺はそんな弱ぇ男に負けた覚えはねぇぞ!」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:48:07.00 ID:EVQZdzoqO
「ドフラミン子! 敵に寝返るつもりか!?」
「ウフフフッ……敵って、誰のことかしら?」

政府に与する七武海とはいえ、海賊である。
取り囲んだ海兵は剣や銃を突きつけてきた。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:50:06.28 ID:EVQZdzoqO
「エース!」
「ルフィ!?」
「今、助ける!」

場面は変わり、処刑台の前。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:52:38.74 ID:EVQZdzoqO
「ん? 麦わらの奴、何を企んでやがる……」
「ウフフフフッ! 何をするつもりかしら?」

訝しむクロコダイルと愉快げなドフラミン子。
黄猿に蹴られて相当なダメージを負った麦わらのルフィは革命軍幹部、エンポリオ・イワンコフに何やらドーピングを施されたらしく。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:54:39.51 ID:EVQZdzoqO
「ウフフフフフッ……残念。惜しかったわね」
「いや、もしや、あいつは……」
「あの処刑人、あなたの知り合いなの?」

処刑人はクロコダイルのかつての部下。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:56:31.88 ID:EVQZdzoqO
「ウフッフッフッフッフッ! 大したものね」
「ああ。まったく、ヒヤヒヤさせやがる……」

兄を救出した麦わらのルフィを賞賛するドフラミン子は、何故か因縁の相手の無事にほっとした様子のクロコダイルに首を傾げて尋ねた。

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:58:09.34 ID:EVQZdzoqO
「野郎ども! 引きあげるぞ!!」

エースを救出した直後、白ひげは迅速に撤退の指示を出した。もはやこの戦場に用はない。

「オヤジ! ここは俺に任せてエースを連れて逃げてくれ! 頼む! 責任を取りたいんだ!」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 22:00:07.11 ID:EVQZdzoqO
「ぜハハハハハハ! 久しぶりだなオヤジ!」
「……ティーチ」
「死に目に会えそうで嬉しいぜ!!」

赤犬との死闘を終え、満身創痍の白ひげを嘲笑うのは、王下七武海の新参者である、黒ひげ。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 22:01:43.55 ID:EVQZdzoqO
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「うるせぇな。黙れ、ドフラミン子」
「あう……ご、ごめんなさい」

狂ったように高らかに嗤うドフラミン子の頭をクロコダイルがフックでぶっ叩いて黙らせるも、時既に遅く、糞を漏らしたことを笑われた黒ひげは激怒して部下へと命じた。
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 22:04:06.51 ID:EVQZdzoqO
「白ひげ」
「ワニ小僧……そんなに俺の首が欲しいか?」

改めてクロコダイルは白ひげと対峙した。
警戒する白ひげは、既に虫の息であり。
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 22:05:24.31 ID:EVQZdzoqO
「待てぇ! ロジャーの息子!!」

白ひげは死んだ。
にも関わらず、海軍は止まらない。
標的は元々処刑予定であったエースに切り替わり、赤犬がしつこく追いかけてきた。
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 22:07:45.29 ID:EVQZdzoqO
「言いたいことはそれだけか?」
「あ、はい。えへ」
「数秒、無駄にした」

ひとまず考えることをやめた赤犬が自らの職務を全うするべく煮えたぎる拳を振り上げる。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 22:10:07.41 ID:EVQZdzoqO
「お前の奇行は良くも悪くも運命を変えた」

剣の腹で赤犬の攻撃を防いだシャンクスは年増の七武海であるドフラミン子の頭をぽんぽんと撫でて褒めてくれた。思わず頬を染めつつ。

「あの、もしよければ結婚を前提に……」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 22:12:07.20 ID:EVQZdzoqO
「ウフッフッフッフッフッ! 残念ね、モリア」
「てめぇ、ドフラミン子……誰の差し金だ?」
「それをあなたが知る必要はないわ」

終戦後、ドフラミン子は政府の密命を遂行するべく、"人間兵器" パシフィスタを伴って、王下七武海、ゲッコー・モリアを襲撃した。
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 22:13:32.63 ID:EVQZdzoqO
「きっと、火拳のエースはこれに飛びつく筈」

ドフラミン子は基本的に計画を練らない。
良からぬことを企むのは、あくまで趣味。
刹那的に生きる彼女は、臨機応変なのだ。
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage]
2020/01/10(金) 22:39:14.92 ID:pdJFWFP6o
前にハリポタ書いてた人か


28:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 22:52:42.46 ID:EVQZdzoqO
>>27
その節はどうもです!

一点だけ設定上の誤認識がございまして、クロコダイルの年齢は頂上戦争当時44歳らしく、てっきりドフラミン子より年下だとばかり思っていたので、会話の違和感については何卒平にご容赦くださいませ!

以下略 AAS



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