ドンキホーテ・ドフラミン子「ウフッフッフッ! 見逃してあげなさいよ」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/10(金) 21:46:12.54 ID:EVQZdzoqO
「みっともねぇじゃねェか、白ひげ!」

膝をつく白ひげに、クロコダイルが怒鳴る。

「俺はそんな弱ぇ男に負けた覚えはねぇぞ!」

白ひげは強かった。
今でも最強の一角には違いない。
それでも寄る年波には勝てなかった。

「ワニ小僧め。勝手なことを言いやがって……」

老いによる衰えは本人が一番自覚している。
全盛期はとうに過ぎ、病魔に蝕まれていた。
故に不覚を取られ無様を晒す羽目になった。

「オレを誰だと思ってやがる……!」

強さは過去に置いてきた。だがしかし。
それを、みっともないとは言わせない。
全ては海賊として歩んできた生き様だ。

「ぐふっ……!」

立ち上がろとすると腹の傷から血が滴り落ちて、白ひげの足元に血溜まりが広がった。

「ウフッフッフッフッフッ……見てらんないわ」

シュルシュルと、腹部に糸が巻きつく。
幾重にも巻かれた糸によって止血された。
応急処置を施したのは、ドフラミン子だった。

「なんのつもりだ……?」
「年寄りは大事にしろってよく言うじゃない」

不敵な笑みを浮かべてそう嘯く七武海随一のくせ者の意図が読めず、白ひげとクロコダイルは訝しむが、周りの海兵達は怒り心頭であった。


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