68: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:47:52.15 ID:OJA0wgUK0
――やっぱり彼の行動は、全て独善に起因していたんじゃないだろうか?
69: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:48:25.34 ID:OJA0wgUK0
☆
70: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:49:03.87 ID:OJA0wgUK0
そう考えると突然、プロデューサーが子供っぽく思えた。
脳内で冷笑的な笑みを浮かべていた彼が、動揺させられた腹いせに私に対する報復の機会を窺っているような、そんなちっぽけな存在に変貌を遂げた。
その想像は、私の感情の起伏を和らげるのには充分なほどに喜劇的だった。
71: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:49:31.37 ID:OJA0wgUK0
☆
72: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:50:11.83 ID:OJA0wgUK0
「プロデューサー」
73: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:50:45.85 ID:OJA0wgUK0
「私、今のプロデューサーのところに残ることにするよ」
74: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:51:18.11 ID:OJA0wgUK0
俺のところに戻りたいんじゃなかったの。
今はもう、そうでもないかな。
75: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:51:59.32 ID:OJA0wgUK0
☆
76: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:52:36.35 ID:OJA0wgUK0
「杏、俺はそろそろ時間なんだ」
「時間って、何の?」
77: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:53:13.06 ID:OJA0wgUK0
「でもね、プロデューサー」
117Res/151.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20