双葉杏「透明のプリズム」
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50: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:35:46.99 ID:OJA0wgUK0





以下略 AAS



51: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:36:50.54 ID:OJA0wgUK0


あんな事件があって、私はずっとひた隠していた内面を赤裸々にされてしまった。
私の内側で燻っていた気持ちをあれだけ言葉にして彼に伝えたのだから、流石に私たちの関係も少しは変わったように思う。
でも彼の私に対する視線はというと、以前とさして変わりがないように思えて仕方がない。
以下略 AAS



52: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:37:16.36 ID:OJA0wgUK0


私はメロンソーダを吸っていたので、すぐには返事ができなかった。
飲むのを一旦中断して、息を吐き出して、それからやっと、質問の意味を飲み込めた。

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53: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:37:52.69 ID:OJA0wgUK0


「もしもの話、ね」


以下略 AAS



54: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:38:20.56 ID:OJA0wgUK0





以下略 AAS



55: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:38:56.26 ID:OJA0wgUK0





以下略 AAS



56: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:39:23.52 ID:OJA0wgUK0


私は今のプロデューサーに答えを出してもらおうとしていた。
これは決して不自然な行為ではない。
状況を単純化して考えれば、私の担当プロデューサーが元に戻るか戻らないかというのは、私を含め三人の人間に影響を与えることになる。
以下略 AAS



57: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:39:52.79 ID:OJA0wgUK0


「……いきなりどうしたんだ?」

バックミラーを覗いて、彼の顔を窺う。
以下略 AAS



58: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:40:28.78 ID:OJA0wgUK0


「えっとな、俺はそもそも、アイドルのプロデュースは初めてだから、どう思うもこうもないんだ」

「ただ、何というか、想像よりは楽だよ」
以下略 AAS



59: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 02:41:31.51 ID:OJA0wgUK0


「ほら、例えばさ。デビューしたてのアイドルの担当をするとするだろ」

「仮にその子がすごく几帳面な子で、レッスンには十五分前からやってくるし、空いた時間に自主レッスンだったり台本の予習だったりをするような、典型的に真面目な子だったとする」
以下略 AAS



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