40: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/16(日) 12:56:54.37 ID:Uf1CGfEh0
「おお神よ、僕をお救いください」
隣室の自称神ことパソコン頭は、ちょうどピザをビールで流し込んでいるところだった。といっても、彼の頭には口がない。では、どこからピザを食しているのかというとディスクの挿入口にぎゅうぎゅうと無理やり詰め込んでいるのだ。
41: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/16(日) 12:57:20.81 ID:Uf1CGfEh0
「人の部屋を覗くなよ。この破廉恥出歯亀野郎!」
42: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/16(日) 12:57:47.26 ID:Uf1CGfEh0
「おまえじゃない」
43: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/16(日) 12:58:22.67 ID:Uf1CGfEh0
僕は、迷わずに再生ボタンを押した。
44: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/16(日) 18:01:58.57 ID:Uf1CGfEh0
――――――
最終夜 不死講
――――――
45: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/16(日) 18:02:25.30 ID:Uf1CGfEh0
年号が令和に代わって早ひと月、いやはや時代の流れというものは実に目まぐるしいもので。
しかし、ニュース番組を見れば毎日のように物騒な事件ばかり。毎日、人死にの話を聞くというのは、なかなかに辛いものがありますなあ。
46: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/16(日) 18:02:51.82 ID:Uf1CGfEh0
魔王「だったら、お前が俺を殺しておくれよ」
47: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/16(日) 18:03:18.45 ID:Uf1CGfEh0
勇者「ありゃあ、ゾンビってやつじゃないか。ほら、お前んところにいたグールの親戚みたいなもんだろ」
48: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/16(日) 18:03:45.14 ID:Uf1CGfEh0
勇者「そういうことさ。残念なことに、実際に死ねた者は一人もいなくて、年々人数が増えて行ってるって話だ」
49: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/16(日) 18:04:11.92 ID:Uf1CGfEh0
妖怪「……それでは、魔王さんの番でしたが。先に、そちらの方の話を聞いてみましょうか」
50: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/06/16(日) 18:04:38.10 ID:Uf1CGfEh0
妖怪「なんですって!? 長距離惑星間での電波の送受信に成功したことがあるですって!?」
55Res/61.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20