405:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:14:19.31 ID:ltwtokG1O
踊り子「平和だからこそ、魔術が忌み嫌われたのでしょうか」
錬金術師「そうだな、戦があれば違っていただろう。当時、魔術に傾倒するのは愚か者のすることだった。
そもそも異端であったし、悪魔と取引きしただとか根も葉もない噂も信じられていた」
406:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:16:28.73 ID:ltwtokG1O
錬金術師「王家に限った話ではないがな」
踊り子「やはり、私には理解出来ません」
407:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:21:17.05 ID:ltwtokG1O
踊り子「違いますか」
錬金術師「そうだな。君の両親が誰であろうと私には関係ない」
408:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:25:37.53 ID:ltwtokG1O
踊り子「私の脚を治したのは貴方ではなく僧侶という女性です。そういう所が気に嫌悪される原因なのではないですか」
錬金術師「それも良く言われた。恩着せがましく知りたがりで、傲岸不遜で厚顔無恥な最低の男だとな」
409:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:28:56.30 ID:ltwtokG1O
錬金術師「もういい」
呪術師「もしかして、そのお嬢さんとお喋りしたくて」
410:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:30:12.42 ID:ltwtokG1O
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国王「今は放っておけ」
魔術騎士団の脱走について、国王は然したる関心を示さなかった。
411:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:32:19.32 ID:ltwtokG1O
「占い師、戦況はどうだ」
占い師と呼ばれた不惑の女性は黒い装束に身を包み、目隠しをしており、鼻と口元は薄手の布で覆い、手も同様に薄手の手袋で隠れている。
412:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:34:03.52 ID:ltwtokG1O
国王「勇者の姿はあるか」
占い師「いえ、賢者の目からは見えません」
413:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:35:34.24 ID:ltwtokG1O
「初めて見る魔術だ」
とは言うものの王に驚いた様子はなく余裕を見せている。玉座から動く様子もない。
414:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:36:32.97 ID:ltwtokG1O
錬金術師「踊り子」
国王「何?」
415:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:38:31.60 ID:ltwtokG1O
国王「小賢しい真似はするな、望むならば此処でケリを付けてやる」
錬金術師「若いな、血気盛んなことだ。貴様が国を奪い尽くしていた頃を思い出す」
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