勇者「彼は正しく英雄だった」
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412:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:34:03.52 ID:ltwtokG1O

国王「勇者の姿はあるか」

占い師「いえ、賢者の目からは見えません」

国王「彼奴のことだ。どこぞにいるのだろうが、魔術師と事を構えるのなら我々にも有利に働く」

占い師「……」

国王「どうした」

占い師「何かが来ます。剣士、構えろ」

占い師は素早く王の傍に立ち、剣士と呼ばれた大男は大楯を構えて王の前に立った。

周囲の兵士達も警戒しているが、何が起きようとしているかなど分かるはずもない。

すると突如、床から木の根が生え、そこから伸びる触手のようなツタが次々と兵士達を薙ぎ払った。



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