勇者「彼は正しく英雄だった」
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408:名無しNIPPER[saga]
2019/02/07(木) 23:25:37.53 ID:ltwtokG1O

踊り子「私の脚を治したのは貴方ではなく僧侶という女性です。そういう所が気に嫌悪される原因なのではないですか」

錬金術師「それも良く言われた。恩着せがましく知りたがりで、傲岸不遜で厚顔無恥な最低の男だとな」

踊り子「そうですか、その方とは気が合いますね。とても仲良くなれそうです」

錬金術師「……やはり、よく似ているよ」

▼その時、足音がした。

呪術師「いやいや、お待たせしました」

踊り子「呪術師……」

呪術師「私をご存知で?」

踊り子「貴方は彼に殺されたはずです。遺体もこの目で見ました。焼かれる瞬間も」

呪術師「私が亡国の傭兵に? あ〜、アハハハハ、成る程成る程、そうですか、そういうことですか」

錬金術師「報告しろ」

呪術師「申し訳ありません。そろそろ城が慌ただしくなる頃です。確か魔術騎士団でしたか? 彼等が脱走します。しかし、このような手間を掛けなくとも直接玉座の間に移動すれば容易く」



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