36: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 00:48:32.94 ID:V6ahP/vyO
【#8】晴天
(曇天も突き抜ければ晴天だ)
37: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 00:49:46.48 ID:V6ahP/vyO
しかし、希望が潰えたわけではない。
(まだ、人間は滅びていない)
38: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 00:51:55.35 ID:V6ahP/vyO
【#9】大成
(そろそろか……ぬ?)
39: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 00:52:49.46 ID:V6ahP/vyO
(追われても面倒だ。確かめる他にない)
意を決して距離を詰める。出来るだけ速度を落とし、敵意がないことを示す。
40: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 00:54:02.45 ID:V6ahP/vyO
猿王「吾輩は猿王。お前の名は」
巫女「私は巫女。猿王、貴方は王位と言われる悪魔で間違いはない?」
41: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 00:56:43.95 ID:V6ahP/vyO
巫女「答えて欲しい」
猿王「人間と敵対する意思はない。その行く末にも興味はない。戦は、もう沢山だ」
42: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 00:58:41.96 ID:V6ahP/vyO
巫女「居る。正しくは居た」
猿王「……ならば尚更、敵にはなりたくないな」
43: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 01:00:56.24 ID:V6ahP/vyO
巫女「……分かった」
猿王「そうか、それは助かる。吾輩は嘘を吐かないから安心してくれ」
44: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 01:02:09.64 ID:V6ahP/vyO
二人は焚き火を挟み、互いの知識的空白を埋めるように言葉を交わした。
生きた時代、人間として存在する時代が異なる二人の知識には大きな隔たりがあった。
45: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 01:04:04.54 ID:V6ahP/vyO
巫女は現在を語る。
その歴史は今や歪められ、進化した人間は総じて悪魔とされていること。
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