40: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2018/12/23(日) 00:54:02.45 ID:V6ahP/vyO
猿王「吾輩は猿王。お前の名は」
巫女「私は巫女。猿王、貴方は王位と言われる悪魔で間違いはない?」
猿王「(悪魔か……)うむ、そうだ」
巫女「何故、人間の姿をしているの?」
猿王「吾輩は魔術で姿を変えられる」
巫女「それは、王位の悪魔なら誰でも可能なの?」
猿王「吾輩が知る限り、それが出来るのは吾輩しかいない」
巫女「……そう」
猿王「お前はそれが聞きたくて此処に?」
巫女「それもあるけれど、私は確かめに来た」
猿王「確かめる? 何を?」
巫女「貴方が敵か否かを確かめに来たの」
猿王「お前の敵になるつもりないぞ。お前もそうであったら助かる」
巫女「私のではなく、人間の敵か否かということ。私が貴方の敵となるかは、これから決める」
猿王「(やはり、忘れ去られているのか。確かな歴史など、最早誰の中にも有りはしないのか)」
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