【モバマス】時子「30mmの彼方から」
1- 20
28: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:34:21.55 ID:1iL2fWn50

不意に、背後から声がかけられた。

時子「……何かしら」

以下略 AAS



29: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:35:53.43 ID:1iL2fWn50

時子「……よく知っているのね」

まゆ「はい。クリスマスのイベントで、時子さんの前にステージに立っているのがまゆなんです。もしかすると、少しだけでも、一緒にステージに立てるかもしれないですね」

以下略 AAS



30: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:36:42.75 ID:1iL2fWn50

口に出ていたとわかったときは、しまった、と思った。

彼女の笑みが凍り付くのが傍目にわかった。

以下略 AAS



31: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:37:54.96 ID:1iL2fWn50

時子「……私が彼女にひどいことを言ってしまったのよ。悪かったわね」

告げ口をするような人間でもないだろうが、問題は早々に解決した方が良い。彼女は恐らく、年下とは言え先輩だ。共演もあり得るのなら、下手な波風を立てるのは得策ではない。

以下略 AAS



32: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:38:52.22 ID:1iL2fWn50

P「スカウトした自分が言うのも何ですけど、もしも無理そうなら、遠慮せずに自分に言ってください。デビューは必ずその日でないといけないわけではないですし、まだ調整もききます」

時子「何を……っ、豚の分際で見くびらないでくれるかしら。私は――、」

以下略 AAS



33: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:40:02.40 ID:1iL2fWn50

時子「それであなたに、何か不都合があるのかしら?」

まゆ「あります」

以下略 AAS



34: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:40:45.16 ID:1iL2fWn50


ちひろ「どうですか、時子ちゃん。実物を目にすると、アイドルになる実感がわくんじゃないですか?」

まゆとの邂逅から三週間が経ち、イベントも一ヶ月後に迫ってきた。
以下略 AAS



35: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:41:49.73 ID:1iL2fWn50

いくら安物でも、そう言われるとどうしてか悪い気はしなかった。

だが当然、どうして、という疑問もわいてくる。そういう質問を気軽にできないのが、自分の性格の嫌なところだった。

以下略 AAS



36: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:42:40.66 ID:1iL2fWn50

姿見に映った自分の姿を見ると、自分が自分でない錯覚さえ抱く。

ちひろ「着てみると、やっぱり時子ちゃん綺麗ですね。アイドルになった感じ、ありますね」

以下略 AAS



37: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:43:33.73 ID:1iL2fWn50

鏡に映った、自分の像。

今までとは違う自分。

以下略 AAS



38: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:45:45.55 ID:1iL2fWn50

突として、痛いほどの静寂が広がった。

時子「――は?」

以下略 AAS



62Res/40.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice