29: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:35:53.43 ID:1iL2fWn50
時子「……よく知っているのね」
まゆ「はい。クリスマスのイベントで、時子さんの前にステージに立っているのがまゆなんです。もしかすると、少しだけでも、一緒にステージに立てるかもしれないですね」
彼女はそう言って無防備に笑った。私がどんな人間かも知らない彼女は、穏やかな笑顔で当日のことを語っている。
不快にならない距離感で、決してこちらには深く足を踏み入れないように。
その阿るようなやり方が、あの日々を思い出させるようで余計に――
時子「不愉快だわ」
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