28: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:34:21.55 ID:1iL2fWn50
不意に、背後から声がかけられた。
時子「……何かしら」
?「いえ、何か、思い詰めた空気だったので……」
振り返ると、私と同じ練習着を着た少女が立っていた。少し上気した顔を見ると、私と同じようにさっきまでレッスンを受けていたのだろう。
時子「何も聞いていなかったでしょうね。聞いていたのなら忘れなさい、すぐに」
私が立ち上がると、彼女は怯えたように肩をふるわせた。
まゆ「ま、いえ、わたしは、佐久間まゆ、です。財前時子さん、ですよね」
そう名乗った彼女は、こちらに深くお辞儀をした。
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