34: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:40:45.16 ID:1iL2fWn50
ちひろ「どうですか、時子ちゃん。実物を目にすると、アイドルになる実感がわくんじゃないですか?」
まゆとの邂逅から三週間が経ち、イベントも一ヶ月後に迫ってきた。
今日は衣装合わせで、多くのアイドルたちと一緒にロッカールームに集まっていた。
時子「……よくできているのね」
近くでは見たことのなかったアイドルの衣装というものを見て、私は感嘆する。素材こそ本物の良品よりも粗悪なものだが、作りは丁寧で試行錯誤の跡が見て取れた。
ちひろ「ええ、ありがとうございます。時子ちゃんがパーティなんかで着るような服の布だと、衣装一着あたりのお値段がとんでもないことになりますから、かなり安い生地になってしまって……」
ちひろ「でも、他の子たちの衣装と比べたら、時子ちゃんのこれは数倍くらいお金がかかってますよ」
時子「……そう」
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