【モバマス】時子「30mmの彼方から」
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31: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 19:37:54.96 ID:1iL2fWn50

時子「……私が彼女にひどいことを言ってしまったのよ。悪かったわね」

告げ口をするような人間でもないだろうが、問題は早々に解決した方が良い。彼女は恐らく、年下とは言え先輩だ。共演もあり得るのなら、下手な波風を立てるのは得策ではない。

P「練習も厳しくなってきた頃合いでしょうし、うまくいかないこともあるでしょう」

彼はまっすぐに私を見てそう語った。

前にも、彼はそう言っていた。きっと私が苦労するだろうと。

時子「何も知らないくせに……」

子供のような癇癪をそんな呻きに乗せてしまう自分が、あまりに情けない。

いろいろなことを覚えて、努力して、何もかもを勝ち取ってきた。

アイドルだってそのはずだった。それなのに、全くうまくいかない。

トレーナーの言っていることが、自分の身体にうまく落とし込めない。




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