丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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83: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:56:38.92 ID:YDitP8hM0
丹生谷「顔上げたい」
勇太「ハンカチ持っているか?」
丹生谷「ない」
勇太「うん。顔、離したくない?」
丹生谷「さすがにダメ......」
以下略 AAS



84: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:59:16.14 ID:YDitP8hM0
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「俺達、あんなにいちゃいちゃしなきゃよかった」
丹生谷「うん......。悪かったって思ってる。
小鳥遊さんに指導している人なのに、私、顔を合わせられない」
以下略 AAS



85: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:00:52.88 ID:YDitP8hM0
勇太「丹生谷って料理得意?」
丹生谷「う〜ん」
勇太「きれいな川と夕日見たら、お腹空いてきちゃって」
丹生谷「得意といえば得意よ」
勇太「ほんとか!?///」
以下略 AAS



86: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:05:56.43 ID:YDitP8hM0
暫くして話が終わり頬の火照った俺達は夕日とその光に照らされるキラキラ輝く巨大な川を、
ベンチに座ってただ静かに手を繋がずぼーっと見ている。
あれだけ長く青空を白く飾っていた太陽も、西日に落ちかけ、
しかも光の力も弱くなり世界を黄金とオレンジ色に染めている。
夏の暑さはふだんうっとおしいけれど、なんだか見守られているような、勇気をくれているような、
以下略 AAS



87: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:08:50.88 ID:YDitP8hM0
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「闇の炎に抱かれて消えろ......」ボソッ
以下略 AAS



88: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:12:26.58 ID:YDitP8hM0
丹生谷「なによ?」
勇太「俺たちの最初の出会いって、通学中の駅だったよな。
鏡見て髪を整えていると誰かとぶつかりそうになって」
丹生谷「あー!!!あったわね!」
勇太「そっから俺と丹生谷の出会いが始まった」
以下略 AAS



89: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:16:23.10 ID:YDitP8hM0
丹生谷「私ね、モリサマーになった経緯を自己解釈したんだけどね」
勇太「へえ」
丹生谷「あのとき、自分が何になればいいのか分からなかった。
中学時代、普通に大学入って、普通に会社に入って、普通に結婚して。
羨ましいけど、普通の方が難しいけど、でも嫌だった。そんなに枠に閉じ込められたくなかった。
以下略 AAS



90: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:17:57.66 ID:YDitP8hM0
丹生谷「お願いだから/// 笑わないでね......///」
勇太「....../// うんっ///」ドキッ
丹生谷「闇聖典七色の写本 第3章1節 精霊の囁きと、
光と水の思いが私たちに届く白い世界は開かれるのです。
400年にもわたって世界を見続けてきた私にはわかります。
以下略 AAS



91: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:22:19.30 ID:YDitP8hM0
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「ごめん」
以下略 AAS



92: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:24:32.77 ID:YDitP8hM0
勇太「...... (俺達は疲れたのでベンチで二人夕日と対岸の光景をじっと見ている)」
丹生谷「......」
勇太「あの対岸先の川沿いのマンション。誰が住んでいるんだろうな」
丹生谷「さあ、金持ちじゃない?」
勇太「......。丹生谷は大きくなったらどうする?」
以下略 AAS



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