丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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92: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:24:32.77 ID:YDitP8hM0
勇太「...... (俺達は疲れたのでベンチで二人夕日と対岸の光景をじっと見ている)」
丹生谷「......」
勇太「あの対岸先の川沿いのマンション。誰が住んでいるんだろうな」
丹生谷「さあ、金持ちじゃない?」
勇太「......。丹生谷は大きくなったらどうする?」
丹生谷「......。大企業に就職しようかな?富樫君は普通のリーマンでしょ?」
勇太「まあ就職先で働いているかな」
丹生谷「ニートにならないんだ(笑) 富樫君らしい」
勇太「俺のこと見くびるな!!!」
丹生谷「でも働いているってことは、いずれ会うかもね。東京の部署で、あっ!って」
勇太「あるかもな!意外に世界って狭いし!
またそのときになったら、俺達があのころを振り返るだろうな。
このベンチに座って友達みたいに軽快に過去のことをあれこれ」
丹生谷「仲良くなって家におじゃまするかもね」
勇太「あの川沿いの豪華なマンションみたいなところに、俺か、丹生谷が住んでいてさ、格差を思い知ったりするかな」
丹生谷「でしょうね。有田焼の食器を並べられて、当時のことを振り返ったり」
勇太「あのころの無性ないちゃいちゃな話をして笑顔になったりするんだろうな///」
丹生谷「肉じゃが食べさせて、富樫君泣いちゃうかもね!」
勇太「仲良くなりすぎて、家のテーブルで夫婦みたいにブラックコーヒーを飲むときが来たりして!」
丹生谷「......」
勇太「にぶ?」
丹生谷「ないわよ......」
勇太「......」
丹生谷「ない」
勇太「......」
丹生谷「......会えるわけないでしょ......二度と......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「丹生谷......」
丹生谷「......」
勇太「あの......」
丹生谷「......」
勇太「あのさ///......」
丹生谷「......」
勇太「ぼく!///......」
丹生谷「......」
勇太「......ぼく!///」
丹生谷「......」
勇太「丹生谷のことが!!!」

丹生谷「それは言っちゃダメ!!!!!!!!!!!!」



丹生谷「私の思い、全部無駄になるじゃない......」



勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「.......うぐ......ひっぐ......ぐす......」
勇太「......」
丹生谷「.......」ぽとぽと
勇太「......(あっ......)」
丹生谷「......」ぽとぽと
勇太「丹生谷!」
丹生谷「......」
勇太「......」
丹生谷「......」




勇太「まだ練習は終わってないよ」



丹生谷「  」
勇太「......」
丹生谷「富樫君......」
勇太「うん......」
丹生谷「......そうよね。そうよね!
まだ仮デート終わってないわよね!まだ会話できるんだから!」
勇太「うん!」



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