丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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89: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 22:16:23.10 ID:YDitP8hM0
丹生谷「私ね、モリサマーになった経緯を自己解釈したんだけどね」
勇太「へえ」
丹生谷「あのとき、自分が何になればいいのか分からなかった。
中学時代、普通に大学入って、普通に会社に入って、普通に結婚して。
羨ましいけど、普通の方が難しいけど、でも嫌だった。そんなに枠に閉じ込められたくなかった。
私はのんきに退屈な毎日を過ごしているのに悩みのある人をほっといていいのかって。
それで、学校にいる人を、
世界中で戦争して人がなくなっている惨事がなくなればいいのになって、人の役に立ちたいからって」
勇太「お前......」
丹生谷「これは神が規定事項で起こしたことだから、
お金にまみれ非人道的な行為を絶えず企む汚い人間界にお怒りになられたこと。
その解釈で、天に祈りをささげることで、私が役に立っている世界中心の役割を手に入れようとした」
勇太「いろいろあるんだなぁ......」
丹生谷「それがモリサマー」
勇太「ごめん。色々勘違いしてた。ちゃんと根本持ってたんだな」
丹生谷「見上げないでよ/// 今で恥ずかしいすっかり黒歴史だわ/// そのせいで高校変えたし///」
勇太「俺と同格だな」
丹生谷「あんたと同じに思われたくない/// 急にきええええええ!って騒ぐ癖やめてよね!死ね!」
勇太「そんな///」
丹生谷「でも、感謝してるわ。何か思い出が帰った気がした。この石を見て」
勇太「(丹生谷がポーチから取り出す、指より小さなボールは......光ってる!!!)」
丹生谷「そんな驚かないで/// 小鳥遊さんか/// 暗炎龍は出ないわよ」
勇太「(なるほど。色が透明で透けて見える。赤、青、緑、ピンク、黄色) お祭りで取ったのか?」
丹生谷「ううん。びっくりするだろうけれど。これ自然で取ったの!!苦労したのよ!!」
勇太「すっげええええええええええ!!!」
丹生谷「普段人には見せないんだけどね。
私もね、きれいだからなんか恩恵もらえると思っていつも持っているの。
富樫君に喜んでもらえて嬉しいわ///」
勇太「山で取ったの?」
丹生谷「山と川。初め自然状態の原石を丸く磨いて、色のある場所を丸く重点的にして、
ネットで見て加工して、砕いて、また磨いて、やすりで。ボールにした」
勇太「持っていい?」
丹生谷「ダメ/// 恥ずかしい/// 長年触ってきた私の宝物///」
勇太「そうなのか......///」
丹生谷「それで、モリサマーの状態で、太陽の方角を風水と照らし合わせて、
あ、言っておくけど今の風水も占いもと中二病と関係ないからね!!」
勇太「それで?」
丹生谷「モリサマーの力で煌めく色々の水晶の中から、
困っている人の絵が映し出されて/// そのボールを持ち上げて撫でるのよ/// 静まるように/// 
その人が笑ったようになる世界が映し出されたら置くの/// 
最後にどうかこの人がうまくいきますようにって手を合わせてお辞儀をするのよ。笑ってちょうだい!!!」
勇太「くすくすくすくす///」
丹生谷「笑うなゲルゾニ!!」
勇太「どっちなんだよ/// それって効力あった?」
丹生谷「......。ダークフレイムマスターのことを思い出せばわかるんじゃない?」
勇太「やめろ///」
丹生谷「でも人に親切になることができたのは報酬だったな。
一緒に祈っていた七宮ちゃんはいい友達なんだけど、
言いふらさないでくれたら......。あいつ悪魔よ」
勇太「そうか。今はやってるのか?」
丹生谷「やってません///!!!!!!!!!!」
勇太「ごめんごめんごめん。だよな」
丹生谷「こうやって昔は人の役に立って喜んでいた。私の生きがいだった。
誰かにも代えられない、誰かの役に立てる、唯一の場所」
勇太「俺もなんだか、ただ楽しいだけじゃなくて、
中二病って本当は悪くないんじゃないかと思う」
丹生谷「チア部やるより、受験するより、話すより。とっても楽しかった」
勇太「丹生谷......」
丹生谷「二度と思い出したくなかったのにね。誰かさんのせいで」
勇太「ごめんな」
丹生谷「よし、じゃあ富樫君と小鳥遊さんの将来の恋仲を占ってあげようか?」
勇太「ええっ!?」
丹生谷「うん。なんだかモリサマーと富樫君の相性がいいみたい」
勇太「無料で。無性なら。まぁ」
丹生谷「じゃ、本人呼んでくるわね」
勇太「いや、性格変わるだけだろ」
丹生谷「私の頭では数百人の私がいるの!!」
勇太「(中二病じゃん......)」



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