28: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 19:58:58.45 ID:YDitP8hM0
「ご注文お決まりになりましたら呼んでください」水&おしぼり配り
勇太「はい!」
丹生谷「はい」
勇太「......」ごくごくごく
丹生谷「......」ごくごくごく
29: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:00:58.48 ID:YDitP8hM0
勇太「すいませーん! ナポリタン1つと、鶏がらスープとシーフードサラダを二つ。
鹿肉ミニステーキとビーフを1つ。チーズトマトピザとディアボラを一つずつ」
「分かりましたー」
勇太「あと俺に、いちごミニパフェください」
「お飲み物は何になさいますか?」
30: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:02:04.96 ID:YDitP8hM0
勇太「(あ、携帯。返信来た)」
丹生谷「はぁ......つまんないの」
勇太「」ピッ ピッ
丹生谷「ねえ、富樫君」
勇太「」ピッ ピッ
31: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:03:57.47 ID:YDitP8hM0
勇太「終わった?」
丹生谷「ちょっと......」
勇太「はよ終わらせてくれよ!」
丹生谷「あ、富樫君」
勇太「(嫌な予感)」
32: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:05:46.12 ID:YDitP8hM0
勇太「(丹生谷、パスタ食うらしいから先にピザ食べるか。......あっつーい!!!なにこれ!!!
ピリ辛で舌に味が残ってうまいけど、なんで店のピザってこんなに熱いの!?)」
丹生谷「あ、富樫君もナポリタン食べるんだ!」
勇太「熱い。舌が焼けた」
丹生谷「なっさけな!!!猫舌かい!ダサ!」
33: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:07:37.91 ID:YDitP8hM0
なんだよ気遣ったのに!気遣わなきゃ怒鳴ってくるくせに!
......。気を取り直そう。
俺はちょっと暴飲暴食したいと負の力に押されながら、パスタの底をフォークで吊り上げ、
その大皿から小皿にいちいち移す作業をするが本当にめんどくさい!
34: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:10:45.50 ID:YDitP8hM0
あと、10cm、5cm、3cm、丹生谷の唇の動力源まで来た!
もう本当にキスするんじゃないか!!!!だんだん視界の減っていくナポリに恐怖心さえ覚える!!!!!
勇太「......///」
丹生谷「......///」
丹生谷の顔の温かみを直に感じる。
35: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:12:58.24 ID:YDitP8hM0
やがてその赤い緊張も解けた。もう俺はあの話をする勇気はない///
でも黙っているのも悪いよな。そう思うと丹生谷が話しかけてきた。
丹生谷「ねえねえ富樫君聞いてよ」
勇太「ん?」
丹生谷「この前まで私チア部やってたんだけどさー、酷くない?」
36: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:15:20.11 ID:YDitP8hM0
丹生谷「チアで練習してるとたまに外れる子いるじゃん練習中」
勇太「うん」
丹生谷「トイレ行ってるんだなってことはわかるんだけど。コーチいない間、
外れた子がいなくなるとチアの練習止めてひそひそ会話が始まるのよ。
あの子また行ったよね〜とか大丈夫〜?とかで身内でゲラゲラ笑ってさ。あ、私は違うのよ。楽しんでないし。
37: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:17:39.73 ID:YDitP8hM0
丹生谷「そうなのよぉ。私最初気づかなくて、せっかく店内で悩んで見た目がこれだ!と思ったのに、
すぐにダメになっちゃうよのね。あーあ嫌だったな」
勇太「そりゃ初心者なんだし失敗するよ。丹生谷はバカじゃないって」
丹生谷「ありがと」
勇太「今のは生きてるの?」
38: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:20:06.06 ID:YDitP8hM0
勇太「もうすぐ8月の終わりだよな。早いな〜」
丹生谷「7月よりましだけどまだ暑いわよね」
勇太「一日中冷房つけっばで体がだるいんだよ」
丹生谷「スーパーから出たあのもわっとした感じ、きもいよね〜!」
勇太「あ〜あるな!あまりの暑さに出たくなくてスーパーにいったら無意識に魚や肉のコーナーで涼みたがるとか!」
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