丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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29: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 20:00:58.48 ID:YDitP8hM0
勇太「すいませーん! ナポリタン1つと、鶏がらスープとシーフードサラダを二つ。
鹿肉ミニステーキとビーフを1つ。チーズトマトピザとディアボラを一つずつ」
「分かりましたー」
勇太「あと俺に、いちごミニパフェください」
「お飲み物は何になさいますか?」
勇太「へっ?」
「ピザコースですと飲み物を1杯のみサービスで含まれています」
勇太「そうですか......」
丹生谷「何飲む?」
勇太「うーん俺は......丹生谷は?」
丹生谷「私は......そうね......」
ん!?ジュースを頼むなどいかにも「とがしくん大好きなんでちゅね〜」と丹生谷にバカにされかねない。
だからここはバカされない遠く離れたブラックコーヒーを選び黄色い歓声と尊敬返しでウハウハじゃないか!!
いや、待てよ。丹生谷はその先を読んで笑ってくるかもしれない!
だとしたらブラックコーヒーと思わせて、そのままオレンジジュースを頼んだその不意打ちに笑われる確率は0。
いや、その意図すら読んで高笑いする可能性もあるが、そうじゃない可能性も......。
ええい!
オレンジジュースを頼んで笑われる読み!
の ブラックコーヒーを頼んで笑われる読み!
の オレンジジュースを頼む からの〜
ブラックコーヒーで!!!
勇太「ブラックコーヒーで」
丹生谷「ブラックコーヒーで」
勇太「......」
丹生谷「......」
勇太「あはははは///」
丹生谷「ははははは///」
勇太「何でこういうときだけ息ぴったしなんだろうな///」
丹生谷「ほんとよねーーーあはは/// 富樫君ブラック好きなの?」
勇太「ああ。毎日飲んでるからな。丹生谷もそうなのか?」
丹生谷「奇遇ね。私もよ」
勇太「ブラックおいしいよね〜」
丹生谷「ね〜。分かり会えて嬉しいわよほんと!」
勇太「......」
丹生谷「......」
「コーヒーはすぐにお持ちしますね!」トコトコトコ
勇太「......」
丹生谷「......」

数分後
「ブラックコーヒーのお客様〜」
勇太「ありがとうございます」
丹生谷「ありがとうございます〜」
勇太「(これ飲むのかよ......)」
丹生谷「熱いわね」
勇太「......。......。うん、おいしい!この苦さ、うまい!」ズッ
丹生谷「そうそう!!!この苦さがいいのよね!少し冷めたら飲んでみたい!」
勇太「......」ごくごくごく
まずいーーーーーー!!!!俺はすぐ後ろを振り返って大口を開けた。
苦い臭いが口周りにこびりついてるー!おえーーーーーー!!!
丹生谷「どうしたの?」
勇太「ううん。メニューまだかなーって、はは」
丹生谷「我慢しなさいよ」
勇太「(この悠長な素振り。もしや本当にコーヒー飲めるのか。俺が遅れてるのか!?)」

丹生谷「ねえ、話しかけていい?」
勇太「ん?」
丹生谷「いちごミニパフェってなによ///」
勇太「目に留まったの!食べたかったんだ!」
丹生谷「あはははは/// それ女の子が頼むものよ!!!あはははは///」
勇太「......///」
丹生谷「へえ。こんな顔して、甘いものが好きなんだ!富樫君子ちゃん♡」
勇太「やめろ/// そうやってすぐ人をからかう///」


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