84:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:02:47.61 ID:w6V3e5/y0
「そうだ。渡しそびれるところだった」
85:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:03:48.71 ID:w6V3e5/y0
ゆっくりと目を開けて、手のひらのペンダントに目を向ける。白い手袋の上に載ったペンダント。
86:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:05:14.26 ID:w6V3e5/y0
「うまく行くかなって……歌えるかなって。それに」
87:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:06:31.18 ID:w6V3e5/y0
――
―
88:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:08:48.11 ID:w6V3e5/y0
それから、気を緩めすぎたと思ったのか、プロデューサーさんは体を離した。
89:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:09:42.16 ID:w6V3e5/y0
どうして上手なのか。どうして慣れているのか。
90:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:10:22.31 ID:w6V3e5/y0
「私……行ってきますね」
91:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:11:26.11 ID:w6V3e5/y0
それから、プロデューサーさんは一見、前と変わらず仕事を続けていた。
92:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:12:24.26 ID:w6V3e5/y0
93:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:13:33.29 ID:w6V3e5/y0
言葉にされた瞬間、頭が真っ白になった。でも同時に、どこかで理解していた。
94:名無しNIPPER
2018/08/12(日) 01:14:36.79 ID:w6V3e5/y0
部屋を出てから少しして、手に持っていた企画書を思い出した。
116Res/145.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20